日々aoのお洋服をご愛用くださる皆さま。
aoのお洋服をお取り扱いいただくお店の皆さま、
そしてaoのものづくりを支えてくださる
職人の皆さまのおかげで
20年という節目の年を迎えることができました。

ブランド設立から
「ガーゼ」という素材のすばらしさを信じて、
洗いざらしの肌ざわりと着心地に心がほぐれたり、
気持ちが落ち着いたり、
また色鮮やかなお洋服で胸が高鳴ったり。
そんなお洋服を日々まっすぐに作ってきました。

20周年を迎えても変わらずに、
まじめにao は進んでまいります。

これからの20年、
ますます皆さまに楽しんでいただけるよう

色々な企画をご用意していますのでおたのしみに。

ガーゼのように軽やかに、
風通しのよい企業、ブランドを目指して。

どうぞよろしくお願いいたします。

ao チーム一同

20年という時間が、そっと教えてくれたこと。
毎日の暮らしに寄り添うものは、
特別じゃなくていい。

けれど、ふと心がほぐれる一枚があったら、
きっとうれしい。

この春、aoは20周年を迎えました。
日々の暮らしに、やさしく寄り添える
心地のいい服でありたい。

その想いは、これまでも、
これからも変わりません。

20周年の感謝の気持ちをこめて、イラストレーター・塩川いづみさんと一緒に、
特別なTシャツをつくりました。

何気ない日常の中に、ふっと笑顔をくれる線。
あたたかさと、ちょっとしたユーモア。
塩川さんの描く世界には、不思議と心がほぐれる力があります。

このTシャツも、そんな一枚であったら。
着る人が、その人らしくいられるように。

長野県生まれのイラストレーター。2006年、多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業後、広告や書籍、雑誌、プロダクトなど、幅広い分野でイラストレーションを手がけてきました。作品に向き合うとき、目に見えるかたちだけでなく、その背景や心の奥にあるものまで丁寧にすくい取るように描かれる表現は、多くの人の心にそっと寄り添います。展示というかたちでも、その世界を届け続けています。

これまでに、雑誌『母の友』や、ビション・フリーゼをモチーフにした人気シリーズ「MAMBO」のイラスト、塩川いづみ作品集「 IZUMI SHIOKAWA PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS」などを手がけ、日々の暮らしに寄り添うアートとして多くの方に親しまれています。

aoが紡いできたやさしい時間。
ふんわりと肌に寄り添い、日々の暮らしに静かな心地よさを届けてきた歴史。
そのはじまりは、1973年に設立された「美装いがらし」にさかのぼります。

2005年、ブランド“ao”としての歩みがスタート。
代官山に直営店をオープンし、ベビーやキッズのラインを展開しながら、オンラインでもガーゼのぬくもりを届けてきました。そして、aoを象徴する生地「なめらか天竺」が誕生したのもこの年。肌をすべるようにやさしく包み込むこの生地は、多くの人にとって“ガーゼの新しいかたち”となりました。

時代は進み、2010年には大阪・梅田へ店舗を広げ、信州大学との共同研究により、aoの布がストレスを軽減することも証明されました。ガーゼの可能性が、科学によってそっと後押しされた瞬間です。

2011年には、立体襟ガーゼタオルシリーズがグッドデザイン賞を受賞。
同年、人気シリーズ「デニムガーゼ」が誕生し、ガーゼという素材に新しい表情が加わりました。

10周年を迎えた2015年は、オーガニックコットンの普及活動「いといがわコットンプロジェクト」を始動。
自然と手仕事への敬意が、aoのものづくりにさらに深く根づいていきました。
以降も、福岡・博多や新潟など、さまざまな土地に店舗を構え、ガーゼの魅力を伝え続けています。

「ガーゼの強度はどこまで通用する？」と、アウトドア領域にまで挑戦した2018年。
2020年のパンデミックを経て、再び見つめ直された“心地よい暮らし”。立体織ガーゼタオルシリーズはアトピー協会の推薦品にも選ばれ、やさしさへの信頼はさらに広がっていきました。

2023年には、ブルーボトルコーヒーとのコラボレーションも実現。2024年には、新潟発SDGsアワードでの受賞というかたちで、aoの活動が改めて評価されました。

そして、2025年。ブランドは20周年を迎えました。
新たに「ガーゼなニット」の販売もスタートし、素材の可能性は今もなお、ゆっくりと、けれど確かに広がり続けています。
aoが届けたいのは、ただの“服”ではありません。暮らしの中に、心と肌がほっと緩む瞬間を。
これからも変わらず、ガーゼとともに、そのやさしさを紡いでいきたいと思います。

新しい季節に、特別な一枚を。
みなさまの日々が、もっとやさしく、
楽しくなりますように。

これからも、暮らしのそばで、
やさしく寄り添える心地よい存在でありたい。

変わらず、aoをよろしくお願いいたします。