スタイリングブック VOL.43 -『品よく着こなすダウンコート』

ストア：Crouka掲載日：2019/12/20

真冬に欠かせないアウターのひとつ、「ダウンコート」。
防寒性に優れた本格アウターは、機能性に優れたディテールや、ボリュームのあるシルエットで、カジュアルな着こなしになってしまいがち。
そんなダウンコートでもメリハリをつけたり、合わせ方次第でスマートに着こなせます♪
この冬はダウンコートを上品でリッチに着こなしましょう♪

#1：Aラインダウンコートで洗練されたモードスタイルに

F/CE. with NANGAのロングダウンコートはスッキリとしたノーカラーと大胆に広がるAラインシルエットが印象的。絶妙な丈感なので、ロング丈のボトムスと合わせて裾のレイヤードを楽しむのも◎。
きれいめスタイルに羽織るだけで一気にモードに仕上げてくれますよ。

#2：シックでスマートな大人の着こなし

The Loft labo / ロフトラボのダウンコートは、全箇所隠しボタンでミニマルな表情。
センタープレスのキレイめなパンツで清潔感あるスタイリングに。
足元はパンプスやブーツなど、スマートにまとめると大人っぽく仕上がります。

#3：すっきりシルエットのダウンコートにはタイトなボトムスが◎

CANADA GOOSE/カナダグースのシェルバーンパーカ。ハイエンドユーザーのためのブラックラベルタイプはシックで上品な印象に。そのすっきりとした女性らしいシルエットはカナダグースだからこそのクオリティ。スリムパンツと合わせるだけで女性らしくシンプルシックなスタイリングの完成です。

#4：女性らしさを格上げするダウンコートスタイル

WOOLRICH / ウールリッチのダウンコートは極上ファー×美シルエットが魅力。
もたつかずスッキリと着こなせるシルエットと、大胆でエレガントなファーが上品。シンプルなパンツスタイルに羽織るだけで女性らしく、美しく仕上げてくれます。

今週のおすすめカルチャー

映画、音楽、本、アートなど、Croukaスタッフが「見てほしい！聴いてほしい！読んでほしい！」おすすめの作品をご紹介していきます。週末、何して過ごすか考え中の方は参考にしてみてくださいね♪

白河夜船(しらかわよふね)という言葉は「眠っていて何も知らないこと」という意味だそう。眠るという生理的なものと、生命が終わるという2つの眠りを、複雑な女性の視点で描いた短編集です。

今回はその中でも表題になっている「白川夜船」をご紹介しますよ。

主人公は寺子というひとりの女性を「私」という一人称視点で描いたもの。アルバイト先の上司と恋人関係になってから、その恋人の電話で目を覚まします。彼には植物状態となった奥さんがいて、一緒にいるときはすごく幸せですが、それでいてすごく寂しい関係性でもあります。

また、大学生のときに一緒に住んでいた友人。その友人はお客様と添い寝をするという変わったアルバイトをしていましたが、あるときに睡眠薬を大量に飲んで亡くなってしまいます。

複雑な環境の恋人との関係性、一緒に住んでいた友人の死、を中心に私はずっと、まるで世界から断絶されているかのように毎日を深く眠って過ごしていきます。

普遍的な毎日でも少しずつ違う、その毎日に飲まれそうになりながら生きていく女性の心模様を、優しいタッチで描いていますよ。