皆さん、こんにちは。grafの古屋です。
1616 / arita japan が、リカード・マンツのアーカイブに再び光をあて、新たな器のシリーズが誕生しました。
形、手触り、使い心地──そのすべてに心を込めて生まれた、特別なカップをご紹介します。
時を越え、受け継がれる美しい輪郭(Contour)
有田焼の起源とされる“1616年”をブランド名に掲げ、伝統を踏まえながらもこれまでの有田焼とは異なるデザインアプローチを試み、現代の暮らしに合ったデザインを提案する1616/arita japan。
今回登場した新作は、デンマークの陶芸家リカード・マンツのアーカイブをもとに、娘セシリエとの対話を通じて再び命を吹き込まれたカップです。
1616/arita japanでCMA "Clay"シリーズも手掛けているセシリエは、「このカップは、過去と現在、伝統と日常をつなぐものです」と語っています。
MANZ "Contour"|Tea Cup
リカード・マンツが長い年月をかけて、何度もかたちに向き合いながら、少しずつ丁寧に育ててきたティーカップ。工房で手を動かしながら、試行錯誤を重ねて、自身の美意識と向き合ってきた器です。
スタッキングが可能な構造や、手のひらにそっとなじむ小さな高台など、細やかな工夫がそっと息づいています。手に取ったとき、口に運んだときにふと気づく心地よさがあるティーカップです。
1616 / arita japan|MANZ "Contour" Tea Cup / ティーカップ
カラーは3色。BrownとBlueは美しい艶をまとっています。Naturalは、内側にのみ釉薬を施し、外側を素焼きで仕上げています。
3色並べてもかわいいですよね。
MANZ "Contour"|Hojicha Cup
こちらの Hojicha Cup(ほうじ茶カップ)は、製作当時、リカード・マンツの妻ボディルがりんごを手描きであしらったことから「アップルカップ」として親しまれていました。
家族の記憶をそっと包む器が、有田焼の静かな伝統を背に、美しく再構築されています。
1616 / arita japan|MANZ "Contour" Hojicha Cup / ほうじ茶カップ・湯呑
わずかに広がった口縁が飲み口をやさしく導き、手のひらに自然と収まる、ほどよいバランスのフォルム。
釉薬のかかった青緑色のCeladonと、素焼きの風合いを活かしたNaturalの2色は、和洋を問わず、どんな食卓にもすっとなじみます。
お茶やコーヒーなど、日々のひとときを静かに味わいたいときに、そっと寄り添ってくれるカップです。
器に込められたのは、作家自身と家族との対話、そしてデンマークと日本というふたつの文化の出会い。
時間をかけて磨かれてきたデザインと手仕事の積み重ねが、毎日の暮らしの中に特別な記憶をそっと添えてくれるはずです。
ぜひこの機会に、手に取ってみてくださいね。
1616 / arita japan|MANZ "Contour" Tea Cup / ティーカップ
1616 / arita japan|MANZ "Contour" Hojicha Cup / ほうじ茶カップ・湯呑
ストア紹介
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こんにちは graf(グラフ)です。
私たちは、「ものづくり」を通して、「暮らしを豊かにする」ことを目指すクリエイティブユニットです。
大阪の中之島と豊中を拠点に、家具の製造・販売、グラフィックデ...もっと見る