物語を指に宿す ― 新作シグネットリングのご紹介

ストア:ちせ掲載日:2025/10/11
谷内亮太|新作|うさぎとひなげしのシグネットリング
予約谷内亮太|新作|うさぎとひなげしのシグネットリング
33,000円

静かなる印章 ― シグネットリングというかたち

古くは身分や家系を表す「印章」として使われていたシグネットリング。
ワックスに刻印し、手紙を封じるための実用品でありながら、そこに込められていたのは、その人の意志や誇り、生き方そのものでした。

そんな由来をもつこの指輪は、現代においても変わらず「守る」「伝える」「象(かたど)る」役目を果たしてくれる存在です。
言葉にせずとも、想いをそっと表すために。
心の中にだけある信念や祈りを、日々身につけられるかたちに。

このリングには、そんな「静かな強さ」を宿したいと思いました。

夜を越えて灯るもの ― うさぎとひなげしの物語

デザインには、一羽のうさぎとひなげしの花を刻みました。

うさぎは、古くから月と深い縁を持つ存在。
日本では月に跳ねる姿として、西洋では「ラビット」と唱えることで新月に幸運を呼び込むおまじないも伝わっています。
「繁栄」「長寿」「幸運」の象徴として、そっと夜に寄り添います。

そして、ひなげしの花。
眠りと夢を司るギリシャ神話の神々に捧げられ、「安らぎ」「再生」の意味を持つこの花は、夜風に揺れながら静かに希望を灯します。

このふたつを銀に封じ込めることで生まれた、小さな護符のようなリング。
月光を思わせるシルバーの澄んだ輝きが、心の奥に静かな光を灯します。
指先に、自分だけの物語を。
夜の静けさに寄り添うような、あなただけのシグネットリングとなりますように。
谷内亮太|新作|うさぎとひなげしのシグネットリング
予約谷内亮太|新作|うさぎとひなげしのシグネットリング
33,000円
ストア紹介

ちせ

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