こんにちは〜
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
今日のブログは
”ferm LIVING Stories" です♪
今回ご紹介するのは
マヤ・ブリックスの物語です。
コペンハーゲン中央に位置し
古い街並みを一望できる彼女の部屋は
自身のファッションブラント同様
余分なものは無く、
装飾を削ぎ落とした空間です。
彼女のいう「価値観に基づく服」とは。
2児の母として手に入れた
ワークスタイルとは。
問いかけるものの多いインタビューですよ。
《家に帰る》ということは、
長い旅から玄関に一歩足を踏み入れることや、
より抽象的なイメージでいうと、
自分に戻る、ということなのでしょう。
自身の名前でレーベルを運営する
マヤ・ブリックスは、ロンドンの
セントラル・セント・マーチンズを卒業後、
コペンハーゲンに戻ったことで
キャリアをスタートさせました。
彼女はファッションの修士号を取得する前に
もう一度仕事をしたいと願っていたのですが、
それが叶うことはありませんでした。
デンマークを代表する
ファッションデザイナーとなった
Henrik Vibskovは、彼女に
自身の婦人服の開発と管理を依頼しました。
そして9年後、自分のプロジェクトが
どんどんと頭に浮かび始めた後、
彼女は自分のブランドを作り始めたのです。
彼女の持つ71 Studio/Store は
スタジオでありブティックとして、
コペンハーゲンの中心にあり、
倫理観を重視したビジネスプランに基づいて、
小さくて本質的なデザインのコレクションを作っています。
私たちがマヤ・ブリックスに会ったのは、
コペンハーゲンの美しく古い町並みが
一望できる最上階の
ワンルームスタジオアパートです。
まるで彼女のデザインのように
そぎ落とされたこの空間には、
余計な装飾は一切ありません。
どんな余白も、彼女や2人の子供のために
使われているのです。
マヤは、様々な方法でサスティナブルな
服のブランドを作りたいとの願いから、
独立しました。
彼女は単により良い素材で
長く使える服を作ることだけが
望みではありません。
彼女の願い、
それは、時には2人の小さな子供の
母親になることを可能にする、
ファッション業界のワークライフを
作ることだったのです。
夜はいまだに長いのですが、
伝統的なファッション業界のような
毎年多くのコレクションを発表する、
といったプレッシャーは彼女にはありません。
その代わりに、彼女には
スーツ、ドレス、シャツ、スカーフなど
長く愛用できるデザインに厳選した
ポートフォリオがあります。
服以上に、それぞれのデザインが
独自のコンセプトとロジックを示している
と言えるでしょう。
(Maja)
〜 スーツ1では、ドレス1で私が
問いかけたかった女性らしさ同様に、
男性らしさとは何かを追求しているわ。
今日では、マスキュリンにもフェミニンにも
いろんな方法でなれるでしょう。
私が作っていることは、価値観に基づく服なの。
政治的と呼びたくはないけれど、
よく考えられた製品なのよ。
だけど製品というのは
そこにある背景を人々が知らなくても
きちんと機能しなくてはいけないわね。
私はみんなに、いいデザインだって思って
買ってもらいたいから 〜
自身の会社を持ち経営するということは、
1日のうちにやらなければならない
雑務が多く、新しいデザインを考えたり、
イラストに書き起こしたりする時間は
ほんの僅かしかありません。
しかしマヤにとってそれは
常に新たなインスピレーションを探すための
決して無視することのできない
日々のプロセスなのです。
(Maja)
〜 すっごく大きなイメージカタログを
持っているんだけど、
いつも何かインスピレーションを求めたり
新しいコンセプトを考えたりしているわ。
最近、子供たちが描いたイラストを整理して
いたら、私には突然その中にジュエリーが見えてきたのよ 〜
インスピレーションの源泉は突然、
不意に湧き上がってきますが
彼女の仕事に、それを生かす機会は
なかなか訪れません。
(Maja)
〜 私が作っているのは服なのだ、
ということをとても強く意識しているわ。
けれど、なぜ私たちはそれをするのかって
学生だった頃から考えているの。
それが、私の存在理由ね。
何かを行うには良き理由があるはず。
私たちは世界を形作り一部分であるし、
ものづくりをして、それらを世界に送り出す
価値観や物に対しての責任があるわよね 〜
マヤと会って明らかことは、
彼女のすることすべてに
心がこもっているということです。
決して広いスペースがあるわけではないし、
一時的な場所であったとしても、
彼女にとって最も大切なことは
「家庭」を感じられること。
「ものを沢山購入することはないわね。
私が持っているものはすべて
慎重に選び抜かれたものばかりよ。」
とマヤは言うと、
所有するかしないかを慎重に選んでも
大半のものは実際、プレゼントか、
もしくは家族や友人から受け継いだもの
なのだとも強調します。
とは言うものの、子供たちがいるので、
1セットの色ペンやLEGOの警察署は
彼らの活動のかわいい痕跡の2つです。
仕事とは、マヤの人生に欠かすことのできないものです。
しかし、彼女は子供たちが学校へ登校する前
毎朝家族のためにゆったりとした雰囲気を
作ることにも時間を割きます。
自分自身のためには、
海で泳ぎ(冬も!)ほんのわずかな
安らぎのひと時をサウナで楽しむのです。
(Maja)
〜 私だけじゃなくて
私の知っている人はみんな、
一瞬一瞬をとても早いペースで
生きているでしょ。
みんな面白いキャリアやプロジェクトや
家族を抱えているから、
何もしない、そのわずかな瞬間が
タイムスケジュールに押しつぶされていくのよね 〜
そう言うとマヤは、
毎晩家で仕事することを禁止しようと
したにも関わらず、実際は無理だったことを
白状し、少し笑いました。
彼女の家は、控えめなサイズで
よく人や生活で満たされます。
こじんまりとしたディナーパーティーや
リビングに要塞を築く子供たち。
仕事、社会的生活、野望。
マヤ・ブリックスはその全てを望みますが
結局のところ、1つのことに行き着くのです。
(Maja)
〜 くつろぎを感じることが重要ね。
自分の身の回りにあるものは大切だけれど、
子供たちと一緒に生活する場所の枠組みにすぎないわ 〜
いかがでしたでしょうか。
個人的には、
冬も海で泳ぎ、サウナでホッと一息。
と言うところにシンパシーを感じました(笑)
本当にホッとしますし、
サウナの中でもデンマーク人はよく喋る!
コミュニケーションも一人の時間も
自分を緩める大切な時間。
改めて、思い出させてくれる
マヤさんのインタビューでした。
それでは、次回もお楽しみに!
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