先日、価格の改定をお知らせしましたK18の指輪。その理由である金価格の高騰についてのお話です。

貴金属の王様、ゴールド（金）。指輪を美しく魅せる素材としてはもちろん、装飾品、貨幣などに大昔から使われ、「永遠の輝き」と言われます。

金の価値は世界中で認められています。金利は生みませんが、株などとは違いモノそのものに価値があり、価格がゼロにならない安全資産だということから、金は世界経済のリスクが高まると価格が上昇する傾向があると言われています。

そのような金ですが、このところ金の価格の高騰が続き、2020年7月28日には過去最高値を更新しました。
40年前の高い水準をも超える価格になっています。


経済の専門家ではないので、断定的なことは申し上げられませんが、

・新型コロナウイルス感染症の第一波、第二派
・国際関係の悪化
・世界各地での人種差別デモ
・財政出動や金融緩和のよって、世の中にお金が溢れることで金利が低下、また行き場を失ったお金の一部が金市場に流れ込み金価格を押し上げる

といったことから、

・お金の価値が希薄化する懸念から資金の逃避先として金
・株式の代わりに金
・金利のつかない資産に注目で金

という状況になり、金の需要量が供給量を上回り、価格の高騰が起きているようです。
各国の中央銀行も自国の財政・通貨への不安から保険として金の所有量を増やしていることも価格高騰の理由のひとつです。

上記を考えると当面以前の価格に戻りそうにない、戻るとしても少し時間がかかりそう、ということで今回(9月15日以降)の価格改訂に至ったのでした。