アルファベット刺繍の材料つき刺繍キットが続々と再入荷しました。
本日はよく頂くご質問から、難易度別に刺繍キットをご紹介します。
今回ご紹介するのは、どれもコツが分かればサクサク進む、はじめてさんもトライしやすいキットばかり。

でも、実は難易度って、その時に持っている ”やる気” や ”自由になる時間” が決めるものだったりもします。
この図案がやりたい！ という気持ちがあれば、ちょっと難しそうなものでもぐっと集中して楽しめたりするもの。
キットのHOWTOも、そんなやる気をサポートするためになるべくわかりやすくお作りしています！

また、ちょっと難しいな、楽しめないなと思ったら、難易度が "今の自分" に合っていないのかも。
余裕が生まれるまで一休みしたり、難易度を下げて手慣らししてから、また戻ってくるのもオススメです。

それでは、ご紹介スタートです！

その名の通り、パンでできたアルファベット。
パン屋さんでのワークショップのために書き下ろして以来、刺繍キット、ワークショップともにご好評頂いてきたロングセラーです。

基本の刺繍糸のみ3色入っています。指示書にはステッチ名だけを記載。色の指定はありません。
桜色で桜あんぱん、
黄緑でメロンパン、
ピンクでいちごクリームパン、
濃いめのブラウンでドイツパン…

基本の色を楽しんだら、あとはお好きな刺繍糸をプラスして、アレンジパンで遊んで頂きたく、そのような構成にしました。

刺繍に慣れている方は、サテンステッチなど埋めるステッチでワンランク上の表現を楽しむのも◎
こちらは以前、生徒さんが見せてくださったもの。
パン屋さんにお買い物に行くための専用バッグだそうです！
私にも作って〜！

4つのステッチで難易度を下げつつ、細かいところや埋める部分をところどころ登場させることで、練習図案としても使用できる刺繍キットとなっています。

「なんでもない日のしあわせ」をテーマにしたたくさんのモチーフも魅力のひとつ！

（2021/6/17 新商品として追記）

きつねやオバケのコミカルなかわいさに、ステッチのシンプルさが組み合わさった刺繍図案です。
基本的にはバックステッチなのでパンのアルファベットと同じようにどんどん刺せます。
輪郭が複雑な分、少しだけ難易度は上。

特にオバケはコアなファンが多く、「この図案ばかり刺しちゃう〜」という方も！
そう、刺繍がうまくなっても、好きな図案は意外と変わらないもの。
前よりもきれいに刺せるようになった、早く刺せるようになった、そんな自分自身の変化が楽しめるのも、同じ図案ラバーならではですね。

アルファベットではありませんが、猫のポーズも同じくらいの難易度です。

それぞれの形をなるべくそのまま活かせるようにデザインした野菜やフルーツたち。

今までたくさんのアルファベットを作ってきましたが、シンプルに“1モチーフ、1アルファベット”でデザインする方が難しい！ といつも思います。
対象をより分解して要素を考える中で、自然とモチーフそのものの形を活かしたデザインになっていきます。
その結果、刺繍図案としての難易度が下がる場合が多いんです。
明快で伝わりやすく、親しみやすい図案にもなりやすいので、ジェンダーや年齢問わず楽しんで頂けるかなとも思います。

使う色が多い刺繍キットの場合は、刺繍針を色の数と同じだけ用意しておくと、針通しの手間が省けて進めやすくなりますよ！

とにかくかわいいパンダのアルファベット。
シャンシャン誕生のうれしさを込めてデザインした、クロヤギシロヤギの1番人気刺繍キットです。
この図案のポイントは、サテンステッチを練習できること。
基本的なサテンステッチの技法にあまり大きくない刺繍面積で挑戦できるので、手慣らしにぴったりです。

白い面は布の白を利用しますが、白い糸を買い足してサテンステッチで埋めれば、また雰囲気の違うパンダのアルファベットが楽しめます。
ハンカチなどでプレゼントすると、すごく喜ばれますよ〜！

難易度はパンダとあまり変わりませんが、輪郭の繊細さと模様の細かさが、パンダにはないお楽しみポイント。
模様って、黙々と刺繍できて集中できるので、ちょっと疲れたな〜脳を休ませたいな〜なんて時にもオススメな、マインドフルネス図案です。

トラとヒョウは大阪で個展をさせてもらった時に書き下ろした図案です。
模様が複雑な分、達成感もあります。

"鬼" は節分イベントのために書き下ろしたもの。
意外なラブコールを受けて刺繍キットになりましたが・・・実は私も大好きなので嬉しいです！

鬼の輪郭、虎のパンツがちょっと細かいので、こちらも「刺繍した！」という満足感が味わえるかと思います。
"少し難しい手を動かすこと" って、実はすごく脳を癒してくれるそうですよ〜！

今回は初心者さんでも安心の刺繍キットをご紹介しました。

次回はステッチの種類が多かったり、埋める部分が多かったり、図案が少し細かかったり・・・
よりディープに刺繍を楽しめるキットたちをご紹介できればと思います。

難易度も大切ですが、何よりも「やりたい！」という気持ちが大切。
その気持ちに寄り添える刺繍キットになりたくて、随時内容も改訂しています。

最初はヘタだな〜なんて思うかもしれません。
でも、だんだんとスムーズにできることが増えていく工程って本当に楽しいものです！
誰かと比べるのではなく、誰とも違うその針目を、ご自身の変化を、一人になれる時間を、よく働いてくれるお手元を愛でながら・・・
ステキな刺繍時間をお過ごしくださいね。