
地域の食と、ものづくり。
長浜からはじまる暮らしの学び。
大きな湖をふところに抱えた滋賀県では、親しみと敬意を込めて、琵琶湖を「うみ」と呼びます。水辺は生き物のすみかであり、子どもたちの遊び場。この豊かな水源から米や野菜が育ち、さらに味噌や酒などの発酵食品が作られてきました。
環境を守ることにただ意識を向けるのではなく、この大きな循環の中に自分の暮らしがあると認識することが、琵琶湖の生態系や身近な環境を良くすることへとつながっているのです。
スコーレとは、ギリシャ語で「学校」を意味する言葉。湖のスコーレは、この土地に根付く暮らしの知恵を学ぶ場所でもあります。
豊かな自然や、そこでものを作る生産者との距離が近いこと。施設の中に製造室を持つことで、スタッフ自身が作り手として、ものの良さを伝えられること。それが、長浜という土地にあるスコーレの特徴です。
訪れた人がここで作られたものを使い、味わい、体験しながらそれぞれの生活に持ち帰り、自分の暮らしに関わっているものや人を知ることで、さらに深く学びたいという想いが生まれていく。
つくる人も、買う人も、売る人も、それぞれの中に小さな学びのきっかけが生まれる場所でありたいと思っています。