「形がとてもきれい」「ウールなのに全くチクチクしない」「タートルネックよりほっそり見える」と昨年大好評だった、五泉ニットのプルオーバー。国内でも屈指のニット産地五泉の地域ブランド認定商品で、当店とは長年のお付き合いがある高橋ニットさんに作って頂いています。

シルクやカシミヤのニットがリーズナブルな価格で手に入るようになった昨今、いいニットと普通のニットの違いとはなんなのか？

一言でいうと「着心地」が違う。

このプルオーバーをご紹介して7年、年々カラーバリエーションも増え、色違いでそろえる方も多いアイテムです。

輸入糸を使っており、様々な世界情勢の影響で原料の調達は厳しさを増しています。毎年人気な商品ながら、今年分は例年に比べて生産できる枚数は限られています。そこで、今年もお早めの注文で確実にお届けできる、先行受注を実施します。2023年7月1日現在、ライトグレー、ベージュ、シルバーグレイはすぐのお届けが可能です。

その他のカラーは、9月30日までのご注文で、11月下旬のお届けを予定しております。気になっていた方、今年もご購入を考えられている方は、この先行受注の機会をお見逃しなく。

ニットの着心地に差を感じることは今までなかったのですが、こちらのプルオーバーを着た時だけは違いました。

バスト124cmとかなりたっぷりサイズ。ドロップドショルダーでボトルネックとくると「太って見えるのでは？」という懸念もありますよね？

このニットの場合、横に膨らまず縦に落ちるので、きれいなドレープが出て、体型骨格を問わず、雰囲気良く見えるデザインになっています。

その理由を尋ねると、つくり手の高橋さんは「表示上は同じウール100％となっていても、使っている糸のランクが全然違います」とのこと。

ニットの場合、糸を厳選しても、実際編んでみないとどんなシルエットになるか分からないのだそう。素材と編み方、デザインの組み合わせで、いいものになるかどうかが決まります。「いいニット」が作れるのは、長年の経験と知識があればこそ。

いい糸を使い、リラックスサイズでも太って見えない編み方と着丈にしているから、袖を通すと違いを感じる一着になっているんですね。

実際着てみた感想は「実に便利な服」。

アクセサリーや靴によってはきれいめに見せられますが、一枚着るだけでそれなりの見栄えになり、ボトルネックなのでインナーが覗く心配をしなくてオッケー。袖のリブをたくしあげて、ちょっと手首を見せて着ると、こなれた感じでおすすめです。

もこもこしないので、コートの下にも合わせやすく、上質なウールの糸を使っている為軽くて暖か。ふっくらとやわらかな質感ですが、毛玉になりにくいので、ついついこればかり手に取ってしまいます。

ニット専業メーカが糸を厳選して作ったニットは、こんなにも着心地がいいこと、一人でも多くの方に知って頂きたいなと思います。

コンディション良く、長く着て頂くためには、ドライクリーニングでのお手入れがおすすめです。肌に直接触れることはほとんどないと思いますので、頻繁に出す必要はありません。シーズンが終わったらクリーニングに出す程度で十分。

そのかわり頻繁な着用は避け、1日着たら数日休ませる。その際、たたんでしまう前に湿気を飛ばすこと（ふわっとラックに数時間かけておく）。天然繊維（ウール）100%なので毛玉は避けられません。毛玉ができたら、はさみで切るのがおすすめです。

本品は9号から15号体型まで対応できるデザインです。9号でも、腕の細い方は袖をたくし上げてもずるずるっと落ちてきやすいかもしれません。

ゴム地スムース編みという伸縮性のある編み方なので、どの体型の方でも、突っ張る感じはなく快適に着て頂けます。

最後に、商品名の「五泉」について。新潟県五泉市は、国内でも最高レベルといわれるニットづくりの技術を持つ産地。高橋ニットさんはそのうちの一社で、長年著名ブランドのニット製品を手掛けてきました。

機械と人間の共同作業と言われる、編地づくり。パターンも縫製も職人の「手」が欠かせません。長年に渡る豊富なニットづくりの経験があってこそ生まれる着心地の良いニット。本品にはそんな地域ブランドの証である五泉ニットマークが付けられています。

■商品についての注意事項
・ご使用のパソコンのモニターによって、実際の商品と色柄が異なって見える場合があります。予めご了承下さい。
・実際の色、質感、サイズ、重量には多少の差があります。予めご了承下さい。