丁寧に一本一本畳まれたピンタックが美しいスカート。
藍染めの生地がコーディネートに深い味わいをもたらしてくれます。
定規もチャコペンも使わずに、ミシンの押さえの幅と手に染み付いたその感覚だけでタックを生み出していく姿は、職人そのもの。
熟練のなせる技です。
まっさらな布にピンタックを縫い上げてから、丸くつなげてスカートにします。
なのでスカートのポケットは、片方のみに付いています。
藍で染めた糸を手で織りあげた生地は、どんなトップスとも相性のいい落ち着いた色味です。
ピンタックが入っているので、スカートの裾が広がりすぎず、美しいシルエットを作り出してくれています。
後ろから見てもきれいなシルエット。
体型をカバーしつつも美しいラインを演出してくれるので、重宝するスカートなんです。
袖がふんわりとしたトップスを合わせたコーディネート。
トップスをインして合わせることで、全体のバランスがまとまった印象に。
シンプルなカラーシャツを合わせて、クラシカルな印象に。
ピンタックがコーデの主役になってくれるので、シンプルなトップスを合わせるだけでサマになります。
タイの北部、チェンマイ市内から2時間ほどのジョムトン地方に伝わるジョムトン織生地。
伝統的なコットンの手織り布として有名です。
生地はこのジョムトンのすぐお隣「ホート」という地方で作られています。
それぞれの織り手の家庭で、織り仕事が行われています。
染めや織りを行うのは、高床式の自宅の一階部分です。
「ホート村」は草木染でも有名です。
村の周辺で採れる実や木の皮などから多くの色の元となる染料を採っていきます。
草木染は、かせ染めと呼ばれる方法で糸をかせ状にくるくるとまとめたものを、染液につけたり焚いたりして染め上げます。
それを自然乾燥させてから、機にかけて織っていきます。
ひと枷ひと枷で染まり具合が違うので、約1mずつ色の濃淡に差が出ることもあります。
それは、人の手で作られている証であり「味わい」です。
完成した糸を使って、次は織機で生地にしていきます。
カラリと横糸を通し、大きな櫛のようなものでトントンと打ち込みます。
今度は左から右へ横糸を通して、またトントン。
足も縦糸を交互に上げ下げするためのペダルを踏むので、終始力づよく動かしています。
作り手の手加減で織り仕事が進むため、打ち込みの力が少し強ければ横糸が詰まり、逆に弱ければ、薄くなって織れていくのです。
生地をよく見てみてみると、機械織には見られない染めムラや擦れのような表情が目立つものも。
これこそが生地に奥行きをもたらす、手織りの「証拠」と「味わい」なのです。
コットン100%の中厚の手織り生地で、使うほどにやわらかくなり、肌に馴染む生地です。
藍染めされた糸をつかって手織りされた生地を、お楽しみください。
PaaTooMuuシリーズやそのものづくりに関わる人々は、手織りや草木染めなどの現地に昔から受け継がれる手仕事とともに、ものづくりに励んでいます。
その美しさに敬意を表してsisamの副代表が名付けたのが"PaaTooMuu(パトム)"
タイ語でPaa=布、Too=織る、Muu=手という意味を込めました。
sisamでは9号サイズ、身長158cmの標準体型を基準にして製品作りをしています。
PCモニターや携帯電話の機種・設定によって、商品の色合いや素材感などが実物と異なって見える場合がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。
sisamの取り扱い品のほとんどは、作り手の家や小さな工房内で手仕事により作られています。
多少のゆがみやきず、不均一さといったものは、天然素材や作り手によって生まれた個性と考えています。
手仕事品の証として、お楽しみいただけましたら幸いです。
ですがフェアトレードの現場において、どこまでを手仕事や天然素材の味として許容できるのかという問いは、常に問題意識として持っています。
ものづくりの技術や設備は年々向上していますが、まだまだ未熟で発展途上にあることも実情です。
ご購入後、商品について気になることがございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
- カテゴリ
- ファッション > スカート > ロングスカート・マキシスカート
- ブランド
- sisam
- シリーズ
- PaaTooMuu
- 生産国
- タイ(パトム)
- 素材
- 綿 100% / 裏地:綿 100%(手織り / 藍染)
- サイズ
- 丈 83cm × ウエスト 64-77cm × ヒップ 120cm
- その他
- *ウエストゴム仕様
*ウエストにゴム替え口付き
*裏地付き
*右脇ポケット付き
※濃色はお洗濯やクリーニングの際、色落ちしますので他の物と分けて単独で洗って下さい。
モデル160cm