テフロン加工のフライパンは安価で扱いやすいですが、使っていくうちに加工がはがれ、買い替えのタイミングが早く来ます。もったいないと感じる方は多いかもしれません。一方、長く使えるという意味では鉄製のフライパンが断トツ。ただどうしてもお手入れや扱いにコツがいるから、ハードルが高く感じられます。

そこで、扱いやすくて長く使える鉄フライパンを作りたい、と、キッチン道具の産地・燕三条のbasislab（ベイシスラボ）と一緒に当店オリジナルの仕様で作ったのが「鍛冶屋の定番鉄フライパン」です。

こちらは150年続く新潟県・三条市の鍛冶職人が手掛ける鉄製フライパンです。「初めてだけど、鉄フライパンを使ってみたい」「愛着の持てる手仕事を感じられるものがいい」という方に自信をもっておすすめできるように考えた、当店オリジナルの仕様となります。

「鍛冶屋」のイメージと言えば、熱して赤くなった鉄を叩く（鍛造する）職人の様ではないでしょうか？こちらもまさにそうした手仕事で作られているため、形は完璧な丸ではありません。少し歪みがあったり、縁も直線ではなかったりします。

それが量産の工業製品にはない、こちらならではの味。手打ちで鍛造されているから、より丈夫でもあります。また、叩いた後の凹凸が油馴染みの良さに繋がるのも使いやすさのポイントです。

さらにこちらは、よりストレスなく調理ができるカタチにもこだわりました。横から見るとよくお分かりいただけると思いますが、奥側に少しだけ深さを持たせています。この深さのおかげで、炒め物をしている時も食材がこぼれにくく、返しやすいのが特徴。同時に、平らな面もある程度残しているから餃子のように並べて均一に火を通したい調理にもお使いいただけます。

様々なフライパン調理に臨機応変な絶妙なこのカタチは、全体として重くなり過ぎないバランスにも配慮されているので、使っていて疲れを感じにくいのも嬉しいところです。

長く使える物でも、お手入れが面倒だったり、掃除がしにくかったりすると厄介です。そこでこちらは、汚れの溜まりにくさにもこだわりました。

鉄フライパンは本体に持ち手を付ける方法が主に3つあります。

①持ち手と本体をリベット（留め具）で繋げる方法。
②持ち手と本体を溶接で繋げる方法。
③すべてを一体成型する方法（継ぎ目がない）。

中でも①は作りやすい為、製品価格を抑えることができます。でも留め具のまわりに食材が引っ掛かったり、焦げ付いたりと汚れやすいのが難点。継ぎ目のない③はその逆になりますが、その分作るのに時間もかかり、価格も上がります。

だからこちらは間をとって②を採用。価格もお手入れのしやすさもちょうどいいから、愛着をもって長く使い続けていくのにぴったりです。

持ち手は少し立ち上がったような形で、少し長めの作り。火からなるべく遠くでき、長時間加熱しても熱くなりにくいようになっています。細めの持ち手なので手の小さな方でも握りやすいですよ。

鉄フライパンを使うにあたって、ハードルの一つになるのがその重さ。重すぎるフライパンは日常使いには負担、という方も多いのではないでしょうか。そこで、こちらの鉄フライパンには板厚1.6mmを採用。厚すぎず、それでいて、しっかりと鉄フライパンならではの蓄熱性も感じていただける板厚です。

重くなりすぎないため、できあがった料理をお皿に移すようなシーンでも片手で扱いやすいのが特徴。持ち手も、握りやすいような形です。

鉄フライパンの多くは、使いはじめに油ならしという作業が必要になります。でもこちらは、油焼き仕上げされた状態で届くので、焦げつきやサビにも強く、届いたらすぐにお使いいただけます。

使った後は、食器用洗剤は使わず水とたわしでこするだけで完了です。焦げつきがひどい場合は、水を入れて沸騰させてからたわしでこすると簡単に汚れが落ちます。水分がついたままだと錆びる恐れがありますので、必ずしっかりとふき取るか、加熱して水気を飛ばしてください。洗剤はせっかくついた油膜が取れてしまうのでご使用はお避けくださいね。

サイズは22cm、24cm、26cmの3サイズ。1人分の料理には22cm、2〜3人分には24cm、3〜4人分には26cmがおすすめです。

「鍛冶屋の定番鉄フライパン」は、「鉄フライパンを使ってみたい」の後に続きがちな「けれど」の先にある躊躇いを払拭すべく考えて作ったフライパン。その為、鉄フライパンデビューという方にも安心してお選びいただけます。もちろん、より使いやすい物をお探しの鉄フライパン通さんにも、自信をもっておすすめしたい一品です。

■商品についての注意事項
・ご使用のパソコンのモニターによって、実際の商品と色柄が異なって見える場合があります。予めご了承下さい。
・実際の色、質感、サイズ、重量には多少の差があります。予めご了承下さい。