マンハッタンの街と人々の日常を写したストリートフォト
世界および日本でも高い評価を得ているソール・ライター。
なかでも晩年の自らが暮らしたマンハッタンの街と人々の日常や何気ないしぐさを写した「ストリート・フォト」はため息が出てしまうほど美しく、心に響きわたるよう。
本書はソールが2013年に亡くなってから、アトリエに無造作に遺されたままになっていた約1万余の未発表のスライド写真から厳選した76点を収録。
生前ソールと親交の深かった夫妻が主宰するソール・ライター財団がデジタルアーカイブする「スライド・プロジェクト」の成果として刊行されました。
未発表スライドの他、ソールのアトリエ風景やカメラ機材、マウント、フィルム、手書きラベルメモなど、貴重な資料も交えた充実の内容となっています。
また、プリント技術者が明かすソールの色彩感覚秘話や財団スタッフが語る奮闘記なども掲載しています。
1923年、米ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。1940年代、絵画のようなカラー写真の先駆者となり、「ヴォーグ」や「ハーパーズ・バザー」などの有名ファッション誌の写真家として活躍。2006年に初の写真集『Early Color』が刊行され、その才能に広く注目が集まるようになる。2013年没後、世界中で展覧会が開催され、後のロングセラーとなった写真集「ソール・ライターのすべて」(青幻舎)はじめ、多数出版される。
ソール・ライター財団の創設者でありディレクター。1996年からライターが亡くなる2013年までライターのエージェントを務めながら公私にわたり深く交流。生前から没後にいたるまでソール・ライターの作品集全ての編集に携わる。
マイケル・パリーロ(Michael Parillo)
ソール・ライター財団の共同ディレクター。編集者及び音楽やライフスタイル関連のジャーナリストとして20年のキャリアを経たのち、2015年に財団加入。マーギットと共に多くのライター関連書籍の編集に携わる。また、2016年の短編映像の製作総指揮を務めた。
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