琺瑯の清潔的な印象と、木のあたたかさが調和した、kaicoのミルクパン。角が丁寧に落とされた白木の持ち手はすべすべと気持ちよく、キッチンに置いてあるだけで嬉しくなるようなビジュアルをしています。
ただ、日常生活の中でミルクを温めることってそう多くないですし、小さめの鍋なら雪平鍋がひとつあれば十分なのでは?と思っていたのですが、これが実際に使ってみると大変便利で驚きました。
kaicoのミルクパンは、直径13.3cmのSサイズと、直径15.5cmの普通サイズの2種類。一般的な雪平鍋は16〜20cmなので、どちらも一回り小さなサイズ感です。
小さいと、より少ない水で調理することができます。例えば、卵と500mlの水を鍋に入れた場合、kaicoのミルクパンSはしっかりと卵全体が隠れますが、一般的なサイズの雪平鍋の場合は全体の2/3程度しか隠れません。(雪平鍋で卵がすべて隠れるには+300mlくらい必要でした。)
煮立てる水の量が少ないということは、それだけ早く沸くということ。ポトフなど野菜をたっぷり入れたスープも、少ない水で調理できる分、野菜のうまみが必要以上に逃げず、スープの味が濃くなる感じがします。
また、煮卵や角煮など「茹でたものを調味料で味付けする」シーンでも、少ない調味料で具材全体にしっかりと味付けをすることができます。
また、一般的な鍋は底面より口径のほうが広いものが多いですが、こちらは逆にすぼまったような形をしています。この形のおかげで、鍋の小ささの割に熱源に触れる面積が広く、効率よくあたためることができます。
液だれしづらい注ぎ口がついているので、ミルクを温めたり、チャイを作ったりと飲み物を作る時にもストレスなくお使いいただけます。
ちなみに、2サイズあるうち個人的なおすすめは、より少量の水で調理ができるSサイズ。ゆで卵なら一度に3〜4個、スープなら1〜2人分を一度に作ることができます。野菜の下茹でや、ソーセージのボイル、ジャムやソースづくりなど、想像以上に出番が多いこと間違いなし。お正月はきなこ餅を作る時にも重宝しました。
琺瑯は、鉄やアルミニウムなどの金属の表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付けて作られています。そのため、金属の「丈夫で耐久性が高いところ」と、ガラスの「錆びにくいところ」、両方の良いところを兼ね備えているのが魅力です。表面がガラス質なので、他の素材と比べてにおいや汚れがつきにくくお手入れも楽ですよ。
kaicoは、「良質なホーローの道具を、日本の職人と作りたい」という思いを原点に生まれたブランド。デザイナーは心地良いデザインを多数生み出す小泉誠氏が手がけています。ステンレスなど冷たい雰囲気のものが増えがちなキッチンで、やわらかくあたたかい印象を与えてくれる調理道具です。
手作りのため、ホーローのかかり具合に個体差があります。また裏側の縁は琺瑯がかかりづらいため、加工上、黒くなっている部分がありますが、不良品ではありません。安心してお使いくださいませ。
■商品についての注意事項
・ご使用のパソコンのモニターによって、実際の商品と色柄が異なって見える場合があります。予めご了承下さい。
・実際の色、質感、サイズ、重量には多少の差があります。予めご了承下さい。
- カテゴリ
- 生活雑貨 > キッチン用品・調理器具 > 鍋・フライパン
- ブランド
- kaico
- 商品仕様
- ■素材/原料 :琺瑯用鋼板(表面加工:琺瑯) 天然木(楓)
■サイズ :Φ133×W275×H93mm
■容量 :満水時0.92L
■重量 :約520g
■IH対応不可
食器洗浄機・食器乾燥機は使用不可
■原産国 :日本
- 注意事項
- ■天然素材を使用している為、実際の色、質感、サイズに多少の差があります。予めご了承下さい。
■ご使用のパソコンのモニターによって、実際の商品と色柄が異なって見える場合があります。予めご了承下さい。
左:kaico ミルクパン(直径15.5cm) 右:kaico ミルクパン S(13.3cm)