土鍋で炊くご飯はふっくらしていておいしい。そうわかりつつも、火加減や吹きこぼれに気を遣ったり、炊けるまで時間がかかってコンロを占領したり、何となく手がかかるイメージがありますよね。
弥生陶園の「丸ごはん土鍋」は、その形状や陶土の選び方の工夫で、そんな面倒から解放してくれた一品。1合炊きで、火にかける時間はわずか6分。その後食卓で「放置」することが大事で、余熱でじっくり火が通り、誰でも簡単に絶品ご飯が完成します。
ご飯鍋のハードルといえば、火加減や吹きこぼれ。こちらの土鍋は、「誰が使っても炊くのが簡単なのに、抜群にご飯がおいしくなるように」という思いから、最初から最後まで同じ火加減で大丈夫なように作られています。
火加減を調整しないで良い理由のひとつは、底の厚みを通常の土鍋の2倍にして肉厚成型で作られているから。急激に熱が上がるのではなく穏やかに熱が上がる分、吹きこぼれる心配もなく、コンロの前で火の番をしなくて済みます。
また、二重蓋になっていることや、外側の縁に高さがあることも、吹きこぼれしにくいポイント。さらに、内蓋に2か所、外蓋に1か所穴が開いており、上の画像のように穴同士が重ならないように十字に置くと、外蓋がストッパーとなって、より吹きこぼれ防止に繋がります。
吹きこぼれを防ぐことは、コンロまわりを汚さないようにという面ももちろんありますが、一番はうまみ成分の入った水蒸気をお米に戻してあげるという、ご飯のおいしさに直結する重要な点。意識しなくてもおいしく炊けるように、という細やかな工夫が施されています。
例えば1合サイズの場合だと火にかける時間は約6分、2号は約7分、4合は約9分。数ある土鍋と比較しても、弥生陶園の丸ごはん鍋は加熱自体があっという間なのも大きな特徴です。
こんなに加熱が短時間で済む理由は、その形と陶土に秘密があります。
上の画像のように、丸ごはん鍋の内側は丸い球体のような形をしています。一般的なU字型のものと比べると熱が対流しやすく、横からも熱がまわりやすいため、短時間で効率的に火が入ります。
また、素材も厳選した空気を含みやすい粗土を使っているので、蓄熱性と保温性が高く、その分早く炊飯できるという訳ですね。
「放置=余熱でじっくり火入れ」が、ご飯の味のレベルを上げてくれる
火に数分間かけた後は、食卓などに移動させて20−30分間放置します。この放置がとても重要。この間に土鍋の畜熱でじっくりと火が入り、何もしないでも自然とおいしく炊き上がります。
お米をおいしく炊くには、水にしっかりと浸けておくことと、火をじっくりと入れて炊きムラをなくし、デンプンを粘化させることが重要と言われています。
中でも土鍋は遠赤外線効果でお米の芯まで熱が通りやすいこと、そして他の素材と比べて蓄熱性と保温性が高い分、火から下しても熱の対流が長く続くところがポイント。余熱でじっくりと蒸らすだけで、いつものお米が格段においしくレベルアップします。
実際にこの鍋でご飯を炊きましたが、一粒一粒がふっくらと立っていて、こんなに簡単においしく炊けるものなんだなと実感しました。火を使う時間は数分なので、限られたコンロを占領せず、次の料理をしやすいところも魅力です。
お米は事前に30分ほど浸水させて、しっかりと水分を含ませておくことが、ご飯のおいしさに繋がります。
内側に水量の目安となる目盛りの線が入っているので、その線が隠れる程度に水を注ぐと、ちょうど普通くらいの固さに炊くことができます。
1合は中火よりやや弱めの火で4分。穴から蒸気が上がってきたのを合図に、そこから2分間火にかけたら止めて、蓋をしたまま20−30分放置します。
2.5合は中火(強火より)で7分+蒸気が上がったら2分。4合は強火で9分、蒸気が上がったら2分。火を止めた後は、蓋を絶対に開けずに、とにかくそのまま置いておくことが、おいしさの秘訣です。少し長めに火をかけると、おこげができます。何度か炊いてみて、お好みを探ってみてくださいね。
底に厚みがある分、4合サイズになると重量がありますが、取っ手が大きめに作られているので持ちやすいところもポイント。食卓へ運ぶ時も安定感があり、1合や2.5合はそんなに重さが気にならないと思います。
唯一の手間は、最初だけご使用前にお米のとぎ汁などで目止めをいただく必要があるところ。ただ、それが終わってしまえば、こんなにおいしくご飯が炊けることのメリットの方が大きいなと思います。
1ー2人分の場合は1合で食べ切る、3−4人の場合は2.5合、5人以上の場合は4合サイズがおすすめ。お手頃価格なのも嬉しい一品です。
ご使用いただく前に、お米のとぎ汁や片栗粉を煮立ててからお使いください。(2−3回繰り返すのがおすすめです)
吸水性が高いため、水分が鍋底に染み出ることがありますが、異常ではありませんのでご安心ください。また、ニオイやカビ、染みを防ぐには、ご使用後にしっかりと乾燥させるのがポイントです。もしニオイが気になる場合、お鍋に水と重曹を入れて、水から煮てみてください。
■商品についての注意事項
・ご使用のパソコンのモニターによって、実際の商品と色柄が異なって見える場合があります。予めご了承下さい。
・実際の色、質感、サイズ、重量には多少の差があります。予めご了承下さい。
- カテゴリ
- 生活雑貨 > キッチン用品・調理器具 > 鍋・フライパン
- ブランド
- 弥生陶園
- 商品仕様
- ■素材/原料 :陶器
■サイズ(約):直径23cm、高さ18.5cm、幅(取手含む)32cm
■容量 :2L
■重量(約):3.5kg
■製造国 :日本
■直火○ IH× 電子レンジ○ オーブン○ 食器洗い乾燥機× 塩素系漂白剤×
- 注意事項
- ■天然素材を使用している為、実際の色、質感、サイズに多少の差があります。予めご了承下さい。
■箱は輸送用の簡易なものでお届けいたします。段ボール箱の紙の破れなどが見られることがありますが、商品保護用の箱としてご理解くださいませ。
■土鍋をお使いになる前に
・ご使用前には、お米のとぎ汁や片栗粉を2~3回、煮立ててください。
・この土鍋は、水分が鍋底にしみでることがありますが、異常ではありません。
■ご使用上の注意
・てんぷら等、油料理には絶対に使用しないでください。
・使用後はよく洗い十分に乾燥させてからしまってください。
・テーブルやクロス等の上に直接置かないでください。キズ、シミ、汚れをつけてしまう恐れがあります。
■ご使用のパソコンのモニターによって、実際の商品と色柄が異なって見える場合があります。予めご了承下さい。
■ご使用の前に、取り扱い説明書を必ずお読みください。
写真はすべて1合サイズです