TAISEI SHIKI STOREでは、大成紙器製作所ブランドの商品だけでなく、紙器具師（大成紙器製作所ブランドの担当者のことを自分たちではこう呼んでいます・・）が国内外の展示会や、POP UPなどから生まれた関係性を軸に紙の可能性と暮らしに寄り添うプロダクトをご紹介・販売しています。

1500年の歴史を誇る越前和紙の産地、福井県越前市でふすまに使う和紙を中心に紙を作る「やなせ和紙」。
ふすまの需要が減少する中で、デザイナー 松山祥樹氏とともに作ったharukamiシリーズから[ cobble ]」のご紹介です。顔料で着色した和紙を３枚重ねて、こんにゃく糊でコーティングした丈夫な箱です。

[ cobble ]とはスウェーデン語で石の意味。河原に転がっている丸い石のような外見が特徴的です。
小物入れとして、ギフトボックスとして、何も入れずに積み重ねてインテリアとしてもお使いいただけます。

越前和紙のメーカーでも、美術小間紙や障子紙、ふすま紙とサイズによって作っているところが変わります。ふすま紙はとても大きいので、息のあった作業が必須。普段は無地の襖紙や、雲肌などの模様のある襖紙を主に漉いています。

和紙の使われ方は様々です。先程のようにふすまや障子など、装飾を楽しんだり光を調節するものから、提灯になったり、手紙や一筆箋のように言葉を伝えるものまで生活に自然と馴染んでいたものです。現代の暮らしの中でも和紙がそっと寄り添っていることを目指しています。

○お使いのモニターの発色具合によって、実際の商品と色が異なる場合がございます。