「オーガニックコットンが使われています」と主張するよりも、着心地を重視し、感覚として気持ちがいいと感じることを大切にする。yohakuの服作りには一貫してその感覚を感じます。
「肌に触れる部分はオーガニックコットンだと気持ちがいいよね」「天然染料っていい色だね。だけど、合成染料の使いやすさっていうのもあるよね」「工場で余っている布は選ばず捨てずに使い切ろうね」。yohakuはそうやって、淡々とよいものを服作りに取り入れます。
言葉では良さが伝わりにくい素材や加工も中にはあるのですが、一度袖を通せばきっとやみつきになる着心地です。定番として扱い続けているものはもちろん、新商品が登場するのを私たちも楽しみにしています。
yohakuを運営する(株)サンカーべは、代表の渡辺展行さんがお父様より継いだ会社でした。お父様の時代は主に肌着の製造を行っており、OEMが中心でメーカーから仕事を請け負う会社であったといいます。会社を引き継いでから渡辺さんは自問自答し、ある日スパッと下請けをやめて自社ブランドに切り替えることを決意。そうして生まれたブランドがyohakuでした。
オーガニックコットンを使って服を作る場合、多くのメーカーが服の表側にオーガニックコットンを使い、裏地に通常のコットンを使います。渡辺さんは下請け時代、「肌に触れる裏地がオーガニックコットンだったらどんなに気持ちがいいだろう?」と想像していたといいます。肌着製造をルーツにしながら、渡辺さんの思想が詰まったyohakuの服。ぜひ唯一無二の肌触りと着心地の良さを味わってみてくださいね。
yohakuのTシャツは冬も大活躍。インナー使いすれば肌触りの良さをダイレクトに感じられます。重ね着しても静電気が起きにくいのも綿の魅力。(写真はKATA Tシャツ)
さて本日は、そんなyohakuから冬の新作が2つ届きましたのでご紹介させていただきます。
裏起毛ラグランジップパーカー
ひとつは「裏起毛ラグランジップパーカー」。厚みがありながら重く感じにくい着心地が特徴です。裏地(内側)がフェルトのような細かい起毛がかかっており、ふわふわと肌触りがよく、着ていて温かく感じます。袖はラグランスリーブで、腕回りはゆったり。重ね着しても動きやすく、冬に大活躍しそうです。
マットな質感で、スウェットですが品の良さも感じさせます。
ホワイトカシミヤOGレギンス
もうひとつが「ホワイトカシミヤ」と呼ばれる、カシミヤの中でも高品質な素材を使って作られた上質なレギンス。直に肌に触れるレギンスだからこそ、この素材の良さを一番実感いただけるはずです。非常になめらかで、やわらかい肌触り、保温性・保湿性、そして軽さにも優れています。
yohaku × わざわざ
yohakuとわざわざが出会ったのは2014年。パン屋のハードワークに耐えうるTシャツとエプロンが欲しくて探していたとき、そんな話をうなぎの寝床 白水代表に相談すると「東京にyohakuという面白いメーカーがあるよ」と紹介していただいたのが初めてでした。
それからyohakuさんの服作りのノウハウと、わざわざの作りたいものをとことん話し合い、構想から1年がかりで完成したのが「パン屋のTシャツ」。何度汚れてガシガシ洗ってもビクともしない頑丈なTシャツが作れたのは、yohakuさんとのコラボの賜物です。お客様にもぜひ手にとっていただき、yohakuの服作りを知っていただきたいです。
わざわざ|パン屋のTシャツ 長袖 シャツ ロンT ユニセックス
ストア紹介
パンと日用品の店 わざわざ
パンと日用品の店〈わざわざ〉は長野県東御市御牧原の山の上にポツンと佇む小さなお店。“よき生活者になる”を合言葉に、薪窯で焼いたパンと、食と生活それぞれの面から、独自の選定基準を定めて自分たちが心からよいと...もっと見る