世の中にはさまざまな形の靴がある中で、キャンバススニーカーは日常使いの靴として定番中の定番といえる存在かもしれません。

わざわざでは国産のシューズメーカー「ムーンスター」のスニーカーを取り扱っています。

ムーンスターが誕生したのは、福岡県久留米市。地下足袋の誕生以来、ゴム産業の発展によって栄えてきた街です。ムーンスターはこの地で、140年以上の間高度な製造技術をもとに靴を作り続けています。

長年蓄積してきた日本人の足型データは、なんと26万人分にのぼります。そこから作った木型も、16,000種類を超えるのだそう。ムーンスターの生み出す靴は、それらのデータを元に、デザイン・素材・履き心地を徹底的に追求し、日本人の足に最適になるよう作られています。商品企画から製造、検品に至るまで、ものづくりに一切の妥協を許さない“精品主義”が、ムーンスターの根幹です。

ムーンスターの数あるアイテムの中でも、定番製品の一つがGYM CLASSIC。1960年代のトレーニングシューズを再現した、6ホールのキャンバススニーカーです。その特徴は、何といっても長時間の立ち仕事でも疲れにくい、履き心地のよさ。GYM CLASSICを含むムーンスター製品の多くには、ソールのゴムに硫黄を混ぜ、窯の中でゆっくり加熱・加圧することで、アッパーとソールを接着させる技術「ヴァルカナイズ製法」が使われています。

ヴァルカナイズ製法は、異なる素材同士を隙間なく頑丈に接着できる技術。これによって、靴底はがれの心配が少なく、耐久性の高い靴に仕上がります。さらに、一見耐久性とは相反するような、“しなやかさ”や“柔らかさ”も損なわない、非常に優れた製法なのです。

熟練の職人技術や特殊な釜設備を必要とするこの製法は、現代の大量生産方式には見合わないやり方だと言えます。しかしムーンスターでは、耐久性の高い、しなやかで美しい靴作りを第一に考え、頑なにこの製法を続けています。

抜群の履き心地のGYM CLASSICは、色合いもデザインもシンプルで、男女問わず、どんなシーンにも履きやすい一足です。サイズ感はやや大きめな印象なので、0.5～1cm分、普段よりワンサイズ小さめを選ぶのがオススメ。足幅が広めの方や、甲の高さがある方は普段と同程度から0.5cm程度下げるのがよいかもしれません。

GYM CLASSICは先日再入荷してきまして2色全サイズが揃いました。妥協することなく作られているからこそ、頼れる相棒になってくれるはずです。秋のコーディネートに合わせてみてくださいね。