朝晩は少し過ごしやすくなってきたものの、日中の残暑が続いていますね。秋物を着たくなるのはまだ先になりそうですが、今の暑い時季でも羽織りものとして活躍し、秋以降には定番の一着として手放せなくなるシャツがありますので紹介させてください。James Mortimer（ジェームスモルティマー）のバンドカラーシャツです。

James Mortimerは、1894年に北アイルランドのドネガル地方の都市、Buncrana（バンクラナ）に創立したシャツメーカー。以来、親子三代に渡り100年以上もの間、手作業による伝統的製法で上質なシャツを一枚一枚特注生産でつくり続けています。

首元がすっきりとした印象のバンドカラーは、オフィスワークでもお出かけでも活躍する仕上がりに。半袖では肌寒い日にさらっと羽織るのもよいでしょう。襟付きのシャツが苦手という方もバンドカラーなら着やすいので、シャツを手に取る日が増えるかもしれませんね。

こちらはスタッフが2年着用したものです。細かな部分まできちんと作られたJames Mortimerのシャツは、少しずつ表情を変えながら長きに渡って着ていけます。洗濯時のほつれや引きつれを防ぐガゼットや、前後の脇部分やアームホール部分がシャツ専用の2本針での縫製で堅牢に仕上がっている点など、細かな部分への配慮が行き届いているからこそ、長く着ることができるのです。

時代にとらわれない定番のシャツ。こういったシャツが一枚クローゼットにあると本当に着回しが楽ですし、服の枚数を減らしたい方にもおすすめです。「今日もこれを着よう」と悩まず手に取れる、まさに日常のシャツです。