こんにちは、縁日です。
わたしたちは岩手県で100年続く染物屋として、大切な土地の資源を活かしたものづくりをしています。
今日はその中の〈漆染め〉アイテムをご紹介させてください。
山の資源を大切にしたいから
漆の一大産地である岩手県。器や仏像、重要文化財の修復など、漆塗りの技術は日本の伝統文化を今に繋いできました。
一般的に知られる漆は、漆の樹木から採れる樹液のこと。漆掻き職人が毎年数百本の漆の木を一本一本まわり、樹液を採取します。
樹液を採り切った後の木は枯れてしまうため、また次の芽を育てるためにもその木は切り倒すこととなります。
これまで、切り倒したこの漆の木自体は、なかなか活用しきれていない現状がありました。
せっかくの大切な山の資源、使わずにいるのはもったいないということと、この地に続いてきた漆産業のこれからを作るためにも、この漆の木材を活用する取り組みが進められています。
en・nichiの『漆染め』
自然の恵みへの感謝と物を大切にしてきた暮らしを想い、en・nichiの漆染めでは、木材加工などの工程で発生する、本来捨てられてしまうような部分から色をとるという方法で染められています。
木に含まれる天然の色をじっくり時間をかけて煮出すと、落ち着いた深みのあるブラウン色に。
漆塗りに使われる樹液は、肌かぶれを起こすことが知られていますが、こちらの樹皮からとった色で染めたものはかぶれを起こすことはありませんのでご安心ください。
※天然の植物を使用しているため、製品ごとの色味に違いが出ることがあります。
※ウルシノキの木部(もくぶ)から色素を抽出しています。樹皮から採れる樹液ではありませんのでかぶれの心配はありません。
漆染めアイテムのご紹介
en・nichi|YAMA SHIRT 長袖 厚手 シャツジャケット ユニセックス【贈り物】
en・nichi|漆染のSAPPAKAMA 草木染め ワークパンツ ズボン ユニセックス【贈り物】
en・nichi|漆染のKAPPOGI 草木染め 割烹着【贈り物】
自然の恵みを無駄なく使い、その色を纏うことは、その土地を知り、感謝しながら暮らすこと。en・nichiでは漆の木が持つ天然の色をお楽しみいただくため、素材と向き合い、じっくりと丁寧に染めています。
ストア紹介
縁日
大正7年(1918年)創業、岩手県一関市の染物屋・京屋染物店(en・nichi)が運営するセレクトショップ「縁日」。
東北のものづくりを中心に、丁寧に作られ、丁寧に使いたくなる暮らしの道具をセレクトし、...もっと見る