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生活に寄り添う、工房ストローの藁細工

ストア:縁日掲載日:2023/11/10

東北の藁細工

昔から農家の多かった東北地方。
冬場に降る大量の雪が、山からの栄養を含んだ雪解け水となって広い土地に流れ込み、美味しいお米ができる「米どころ」として発展してきました。

そんな東北農家の、田畑での作業ができない冬の仕事として行われていたのが、収穫の際に出る「稲藁」を使用した藁細工です。

雪の積もった道を歩くのに欠かせないミノやかんじき、次の農業シーズンに必要な縄、その他日常の生活で必要になるワラジや箒など、藁で作られるものはたくさんありました。
今では見かけることも少ないですが、藁は当時の生活に欠かせない、大切な「暮らしの道具の原料」だったのです。

稲藁は茎の中が空洞になっており、クッション性と保温性があります。
生活の中で使うものを作るにはちょうど良い性質のため、とても理にかなっていたことが伺えます。
藁の鍋敷
藁の鍋敷
南部鉄器を置くのにちょうど良いサイズ
南部鉄器を置くのにちょうど良いサイズ
工房ストロー|鍋敷き
工房ストロー|鍋敷き
4,290円~
美しいしめ飾りや、郷土玩具にもなる稲藁。

しかし、現代ではお米の収穫はほぼ機械化され、収穫と同時に機械によって藁も粉砕されてしまうため、藁細工に使われるような、長く綺麗な形の国産藁の入手は難しくなってきているのだそうです。
また、担い手不足も重なり、藁細工職人の数も減少している現実があります。
わらほうき
わらほうき
工房ストロー|わらほうき
工房ストロー|わらほうき
4,950円

なんでも作る、小さな農家〈工房ストロー〉

〈工房ストロー〉は山形県真室川町の小さな農家です。藁細工だけではなく、農作物の栽培から畜産をおこない、田畑では200種類以上の農作物を栽培しています。代表の高橋さんは2016年3月、20年以上勤めた町役場を退職し、工房ストローを立ち上げました。藁細工の素晴らしさや楽しさ、また古きよき地域ならではの〈宝〉を多方面に情報発信し、その継承と発展をめざし、日々活動しています。

地域の生きた〈宝〉である藁文化の知恵や技術。そこから現代にフィットする新たな道具を生み出す工房ストローの藁細工は幅広い年代層から愛されています。

全国にもファンが多く、縁日でも入荷後すぐに売れてしまうことがあります。
主に農閑期に藁細工を作っているため、タイミングによっては中々手に入らないことも。

今回少量ずつですが各商品入荷しましたので是非ご覧になってくださいね。
工房ストロー|魔除けの稲穂南蛮
工房ストロー|魔除けの稲穂南蛮
2,550円
工房ストロー|編み鷹の爪
工房ストロー|編み鷹の爪
638円
工房ストロー|しおり
工房ストロー|しおり
418円
工房ストロー|卵つとミニ
工房ストロー|卵つとミニ
1,760円
ストア紹介

縁日

大正7年(1918年)創業、岩手県一関市の染物屋・京屋染物店(en・nichi)が運営するセレクトショップ「縁日」。 東北のものづくりを中心に、丁寧に作られ、丁寧に使いたくなる暮らしの道具をセレクトし、...もっと見る

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