わざわざが取り扱うアイテムを選ぶとき、独自の商品選定基準をよりどころにしています。その基準のひとつが「環境に配慮したもの」です。わざわざで買い物をするとごみがほとんど出ない、そんなしくみを目標として様々な取り組みを積み重ねてきました。

例えばこちらは一見普通の器に見えますが、実はいわゆる「B品」。わざわざではこのような、ちょっと訳ありだけれど不良品とするにはあまりに惜しいようなものを「乙なもの」と呼んでいます。きちんと工場から買い取り、お客様にきちんとご説明した上で販売するという取り組みです。

わざわざは全国各地の工場を訪問する中で、多くの工場に行き場のない在庫があるという事実を目にしてきました。厳しい検品基準を満たせずに正規品から除外された商品が数多く残っていて、工場の方々の悩みの種になっているのです。

「乙なもの」を購入することは、行き場を失ってしまった商品を受け入れること。そして、工場・製造元、ひいては産地・地域を支えることに繋がります。この取り組みが1人でも多くに広まり、購入してくださるお客様が増えることで、工場の方々が抱える悩みの種はひとつずつ解消されていくはずだと考えています。

「乙なもの」は只今開催しているセールの対象外品とはなりますが（すみません！）、正規品と比べるととてもお安くなっています。よかったらこの機会に手に取っていただけたら何よりです。

「残糸靴下」と「わざわざザンシンバッグ」も工場の悩みを解決すべく作られ、ごみの削減・資源の有効活用に貢献できている製品です。

わざわざにとって初めてとなるオリジナル商品「リブウール靴下」を一緒に作った県内の老舗靴下工場・タイコーさんの悩みは、様々なメーカーの靴下を生産する中でどうしても糸の余りが出てしまうことでした。この残り糸が大量に倉庫に眠っていたのです。

そこで、その残り糸を掘り出して編んだ靴下が「残糸靴下」です。残糸靴下ができたおかげで、タイコーさんの残糸をうまく活用することができ、使える糸を廃棄せずに済みました。

一方で、今度は残糸靴下では使いづらいナイロン糸が多く残るように。ナイロン糸の特性を活かした製品を作れないか？と考案したのが「ザンシンバッグ」です。よく伸びるし丈夫なのでサイズ違いで購入される方も多くいらっしゃる人気商品となりました。

わざわざではこの他にも、オリジナル製品のパッケージを極力ごみが少なくなる形に切り替えたり、環境に配慮した商品を仕入れたりしてきました。これからも引き続き、ひとつずつの取り組みを続けてまいります。