高度な製造技術とともに150年以上に渡り靴を作り続けている、老舗靴メーカーのムーンスター。長年蓄積してきた日本人の足型データは、なんと26万人分を超えています。そこから作りあげた1.6万種類以上の木型をもとに、デザイン・素材・履き心地を徹底的に追求して、日本人の足に最適な靴を生み出しています。

今日お伝えしたいのは『810s（エイトテンス）』シリーズ。厨房や病院など専門分野の現場に寄り添った実用的な靴作りのノウハウを活かし、機能性をそのままに、日常用の靴を作るプロダクトです。工業製品的な要素や価値観を含む810sは、履き心地や使い勝手のよさを活かしつつ、ライフスタイルに馴染むようにバランスが整ったデザインになっています。

キッチンシューズには、水や火、食材を取り扱う厨房での長時間の立ち仕事に耐えられるかや、簡単に脱ぎ履きできることなどが求められます。清潔を保つためにも、装飾が少なくてお手入れしやすい構造も必要です。そんな厨房や食品工場での使いやすさをそのままに、もっと普段も履きやすい靴へとリデザインさせたのが、このKITCHEです。

表面には耐水性・耐油性があり汚れにくい合皮を使用し、ソールには水や油で濡れた床でも滑りにくいように床面に吸い付くマルチストッパーソールを採用。簡単な汚れはサッと拭いて落とせ、お手入れも簡単です。

画像のようにデニムにはもちろん、いろいろな種類のボトムスと相性がよいKITCHE。先日試し履きをしたスタッフに聞いたところ、脱ぎ履きのしやすさとフィット感のよさを感じたとのことで、今春にでも購入したいと話していました。ワントーンで紐などの装飾もないため、足元をすっきりと見せたいコーディネートに一役買ってくれそうです。

立ち仕事が続く病院のハードワークに適していて脱ぎ履きがしやすく、長時間履き続けても疲れにくいという特徴のあるナースシューズ。これらの長所を大いに含み、装飾的な要素を極力省いて洗練されたデザインに仕立てたのがHOSPです。

かかと部分は、起こした状態でも踏んだ状態でも履ける2way仕様でナースシューズの長所を受け継いでいます。看護師の長時間の立ち仕事を支えてきた低反発インソールを使用しているため、旅行など長時間使用する時にもお使いください。

もともと業務用ならではの実用性と日常使いしやすいデザインの組み合わせで、多くの人にとって使いやすい靴を作っているムーンスターの810sシリーズ。履きやすくてコーディネートもしやすいから、毎日のように出番が多くなる定番の靴です。みなさんなら、KITCHEとHOSP、どちらがお好みですか？