気温が高くなってくると薄着になりますが、屋外で肌に直接日差しを浴びないための日除けや、冷房の効きすぎた部屋での防寒対策が必要になってきます。そんなときはリネンのシャツを羽織りものとして活用してみませんか？

熱伝導率が高いリネン生地は、肌表面の熱を吸収するために、触れるとひんやりと感じます。そのため、リネンのシャツは、袖を通した瞬間から涼やかに着られます。また、吸水・発散・速乾性に優れているので、湿気や汗を素早く吸い取って放出し、さらりとした風合いを保ってくれるんです。

アイリッシュリネンのさらっとした手触りと、マットな質感が美しいバンドカラーのシャツはJames Mortimeの定番服。white、Pure Grey、Summer Peatの3色は淡い色が軽やかな印象。new indigoは4色の中では濃い色ですが、強すぎない色味のため暑い日も涼やかに見えます。シンプルで装飾性がないこのシャツは、タンクトップや半袖の上から羽織って日除けや冷房対策にする際、柄物の衣類ともコーディネートしやすい一枚です。

英国王室御用達の実績があり、最高級の綿織物を作る名門ファブリックメーカー・THOMAS MASON社によるゴールドリネン生地を使ったバンドカラーシャツもあります。青と白のストライプがシャープな印象ですが、コントラストが強すぎず、やさしく爽やかに見せてくれます。クローゼットに無地の洋服が多い場合、このシャツを羽織ることでコーディネートのアクセントにもなりますよ。

最後にご紹介するのは、国内生産の上質なリネンを使用したASEEDONCLOUDのシャツです。ふっくらと柔らかい風合いと、リネンならではのさらっとした着心地を楽しめます。透け感が少なく、白のシャツでもインナーの色や柄や透けすぎないところも特徴です。両肩と背中や袖口にギャザーを寄せ、ゆったりとした着用感に仕立てられているので羽織りとしても使いやすいですよ。

さらりと涼やかなリネンの特徴を活かしシャツを暑い時季の羽織りにした後も、ご安心ください。秋はシャツ一枚で、冬になったらカーディガンやニットを重ねて、春はまた一枚で…と一年中着られます。シーズンオフのないリネンのシャツ、気温や季節に合わせてレイヤリングをお楽しみくださいね。