こんにちは、バイヤーの畠田です。
グリークヨーグルト(ギリシャヨーグルト)がブームになっていることで、脚光を浴びているThree Snowの「水切りヨーグルトポット」。
つくり手の新越ワークスさんに「これ、水切りヨーグルトを作る以外に使うことはできますか?」と尋ねたところ、「うーん、水切りヨーグルト専用ですね」ときっぱり言い切られました。その潔さに、個人的には惹かれます。
その用途に特化しているということは、逆に、中途半端になりようがないということ。使い勝手やヨーグルトの仕上がり、全てが「水切りヨーグルトを作るため」に最適化されていると思うとわくわくしませんか?実際、本当に簡単に、美味しい水切りヨーグルトを作ることができるんです。
専用の道具はやっぱり便利だった
馴染みのない方にも「水切りヨーグルト」の良さを簡単にまとめると
・クリームチーズのような食感になる
・タンパク質と脂質を摂れる量が増える
・お菓子づくりや料理に活用できる
といろんなメリットがあります。主観ですが、食感がクリーミーになるだけでなく、酸味が少し抜けて甘味が増すような感じがするので、食べやすくなるなとも感じます。
また、水切りしたときにできる水分(ホエー)は、「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養素豊富です。鶏肉などを浸けこんで焼いたり蒸したりすると、パサパサしがちな鶏むね肉も驚くほどしっとりとした仕上がりに。こんな風に、水分まで余すことなく活用していただけます。
こういった専用道具を使わなくても、ざるとコーヒーフィルターやキッチンペーパーを使って作ることもできます。ただ、手際よく作るのがなかなか難しい。ヨーグルトをうつす時にキッチンペーパーの余分なところにヨーグルトがついていらっとしたり、冷蔵庫に入れる時にラップをかけにくかったり…。ざるを浮かした状態で固定する必要がありますが、我が家の場合はちょうど良い大きさのボウルが見つからず、がたがたとする状態でちょっと不安でした。
その点、水切りヨーグルトポットは、買ってきたヨーグルトをポンと入れるだけで、冷蔵庫の中でもスペースをとりません。仕上がりの違いだけでなく、こういった準備工程を省けてストレスを無くしてくれるということも、専用道具の良さですよね。
折角なので、水切りヨーグルトポットを使った場合と、ざる+キッチンペーパーの場合、どう変わるのかを実験してみました。
ヨーグルトの硬さの違いを写真でお伝えしづらかったので、水を切った時に出る水分(ホエー)の量で比較します。左が水切りヨーグルトポット使用、右がざる+キッチンペーパー使用で、5時間ほど水切りしたものです。
ホエーの量が少し少ないことからもわかる通り、右の「ざる+キッチンペーパー」の方が水切りがゆっくりで、ヨーグルトはまだ少々ゆるめの仕上がりでした。ペーパーを使う分、透明度はこちらの方が上ですね。
一方、水切りヨーグルトポットはしっかり水切りできており、ホエーも無駄なく分離できました。短時間でしっかり固めに仕上がりありがたいです。網目の大きさが水切りヨーグルト用に考えられたものだからこそ、無駄がないんですね。
ちなみに、ヨーグルトの水を切るための道具は他にもありますが、市場にあるほとんどがプラスチック製で、オールステンレスはThree Snowのものくらいです。プラスチックはコストパフォーマンスには優れますが、長く使うとどうしても傷が入ってくすんできたり、劣化が避けられないもの。長く使うことを考えると、オールステンレスというのはやっぱりいいなあと思います。
簡単でヘルシーな夏のデザートにも
最後にひとつ、水切りヨーグルトを使った、夏におすすめのデザートをご紹介します。丁寧な工程が求められるお菓子づくりはめっぽう苦手なのですが、これなら簡単!と何度もリピートしているのが、水切りヨーグルトを使ったヨーグルトバーク。水切りヨーグルトにはちみつを適量混ぜて、お好みのフルーツを乗せて凍らせるだけ。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭は一緒に作っても楽しいですし、小さくカットして食べられるので、冷たくて甘いものを食べたいけどアイス一本食べるのは罪悪感が…という時にも良いですよ。ローコストで低カロリーですし、ヨーグルトの酸味とフルーツの甘さが絶妙です。
フルーツがない場合は、そのまま凍らせてビスケットに挟んで食べたるだけでも美味しく、ヘルシーな夏のおやつとしてぴったり。水分が多いと食感がシャリっとしてしまうので、しっかり水切りしてから作るのがおすすめです。
ヨーグルトを毎日食べる習慣のある方にも、ない方にも、一度使ってみていただきたい一品です。
Three Snow|水切りヨーグルトポット キッチンツール/調理道具
ストア紹介
スタイルストア
スタイルストアは2006年開店のオンラインセレクトショップです。「私と暮らしをアップデート」をコンセプトに、つくり手の顔が見える暮し回りの品々を集めています。つくり手がこだわりと思いを込めて制作するものは...もっと見る