ここ数年、ブームが続くサコッシュ。高性能なスマートフォンの登場やキャッシュレス決済を取り入れる人が増えたりと、身軽に動ける小さなバッグの人気はまだまだ続きそう。
今回は、カリフォルニア発のアウトドアブランド『MT.RAINIER DESIGN』(マウントレイニアデザイン) からスマートなミニショルダーをピックアップ。その魅力をとことん語りつくします!
サコッシュって、どんなもの?
冒頭でも触れたように、近年ぐっと見かけることが多くなった「サコッシュ」は、もともと自転車のロードレースで水分や補給食を運ぶために使われていたもの。
ぺたんこな長方形で、軽くて、丈夫で便利。
また、ほどよいスポーティさがファッションとしても取り入れやすく、じわじわと注目されるようになりました。今ではトレンド関係なく、バッグの選択肢のひとつになりつつありますね。
昔懐かし「ロクヨンクロス」の魅力
60/40クロス、通称 「ロクヨンクロス」。
アウトドアに明るい人はご存知かもしれません。1960年代に開発された、マウンテンパーカーでおなじみの機能素材です。
コットン60%、ナイロン40%の配合で交織されていることが「ロクヨン」と呼ばれる由来で、コットンよりも通気性が良く、ナイロンよりも耐摩耗性に優れた、まさに天然繊維と化学繊維のいいとこどりをしたような素材。
ほどよいマットな質感がいい感じ。
アウトドア用品に多用されるだけあり機能面はもちろんですが、私が推したいのはこの絶妙な質感。
これがナイロン100%だと、要は石油由来なのでツルツルしたテカりが生じます。安っぽい光沢がなく、さらさらしたテクスチャで気取らずに持てるのが本当にうれしい。
逆にコットン100%だと、重くなるし、へたりやすいんですよね。
MRDのアイテムはすっごく軽い。軽いけど、長年の使用に耐えうる丈夫さを持ち合わせています。
ミニミニサイズの半円形ポーチ。名前の通り、お財布がそのままショルダーポーチに なったようなアイテムで、小さいながらポケットの機能が充実しています。
仕切り付きのポケットがあったり、内側に鍵を付けられるホルダーが付いていたりと、 必要なものが全部これひとつに収まる感じが少年心をくすぐります。
フラップがベルクロでしっかりとホールドされ、動いてもぱたぱたしないのが地味に嬉しい。
袋の上部を折り返して使うぺたんこサコッシュはメッシュ地のポケットが付いたすぐれもの。
ロクヨンクロスの軽さを損なわないシンプルな構造で、アジャスター付きのショルダーコードや 前面のロゴパッチなどのディテールで、アクティブさを加えたバランスも◎。
メッシュポケットは口元にベルクロ付きで安心です。
ちょっとだけ透けるのであえて中身を見せるのも可愛い!何を入れようか悩みますね~。
本格アウトドアシーンでは、リュックと一緒に2個持ちして、サッと取り出したいものはこちらに入れるという使い方も。
王道のヒップポーチは短く斜め掛けするスタイルが◎。
上側にマチがあるタイプで、中身を入れれば自然と体にフィットする設計。
2つのポケットはジップが上下2段に並び、デザインのアクセントになっています。
カラーのアイテムにグレーのジップって珍しい気がします。 (ブラックはジップもショルダーもブラックで統一されています。) これが黒のジップだとこの素朴さや懐かしさは出ないですよね~。
古着の柄スカートにグレーのローテクスニーカーとか合わせたいな。
上辺がナナメになった変わり種デザインは、肩から掛ければまるでコートのポケットのよう。 そして身体に沿いやすい形でもあるのです。
マチはないけれど、底辺にタックが入っているので 中身に応じて膨らみます。ハンカチやスマートフォンなど、ちょっとしたものを入れるのに、ポケット感覚で身に着けるのがおすすめ。
お子さんが持ってもかわいんじゃないでしょうか。
最後にご紹介するのはこの中で一番大きいサコッシュ。 メイン収納はジップでの開閉、外側のポケットもベルクロ付きで安心です。
A4はぎりぎり入らないんですが、それ故に見た目はかなり身軽。
角にアールが付いているのもコンパクトな印象に一役買っている気がします。
ほどよくマチがつき、収納力があるので、小さいバッグはまだ勇気がいる...という方は これくらいのサイズから挑戦してみては?
ストア紹介
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