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事八日の針供養

ストア:縁日掲載日:2022/02/09
2月8日、en・nichiでは『針供養』という行事が行われました。
お豆腐にたくさんの針が刺さっている、なんとも不思議な光景ですよね。

商品作りのために折れてしまった針たちへの感謝の行事。
本日はその様子をご紹介していきたいと思います。

en・nichiの針供養

2月8日と12月8日は「事八日(ことようか)」とされ、それぞれ事始めと事納めの日にあたります。
この両日は「つつしみをもって過ごす日」とされており、「針仕事を休むべき」とされていたことから、どちらか一方で針供養を行うようになったといわれています。
この1年間で折れてしまった針たち
この1年間で折れてしまった針たち
針供養とは、折れ、曲がり、錆びなどによって使えなくなった針を供養する行事のこと。
人の生活の基本「衣食住」の「衣」をこしらえるのに欠かせない針に感謝し、供養するための行事で、詳細は不明ですが、9世紀頃に中国から伝わったとされています。

「頑張って良い商品作りに力を貸してくれた針たちには、最後はゆっくり休んで欲しい。」
これまで硬いものを刺してきた針ですから、最後は柔らかいものに刺してあげようということで、豆腐やこんにゃくなどの柔らかいものに刺し、その供養と更なる裁縫技術の向上を願ったのだといいます。
みんなで針を1本ずつお豆腐へ刺していきます
みんなで針を1本ずつお豆腐へ刺していきます
折れるまでありがとうの感謝を込めて手を合わせる職人たち
折れるまでありがとうの感謝を込めて手を合わせる職人たち
en・nichiの折れた針は1年間、いつなぜ折れたのか記録をつけながら保管されています。
これは、ただ針供養のためだけに保管するだけではなく、折れた針が商品の中に入ってしまわない様にしっかり手元に確保しておくためでもあります。

また、日付は違いますが日本全国をみてみると「靴供養」や「箸供養」、「メガネ供養」などもあるのだそうです。生活に欠かせないものを大切にする思いが、日本にはあるのですね。

最後まで道具を大切にする文化を、丁寧な仕事を心がけることを、これからも大切にしていきたいと感じた1日でした。
Iwayado craft|針山
Iwayado craft|針山
3,410円
大槌刺し子プロジェクト|刺し子キット みやびふきんキット -変わり花十字-
大槌刺し子プロジェクト|刺し子キット みやびふきんキット -変わり花十字-
3,800円
大槌刺し子プロジェクト|刺し子ふきん みやびふきん -変わり花十字-
大槌刺し子プロジェクト|刺し子ふきん みやびふきん -変わり花十字-
5,800円
ストア紹介

縁日

大正7年(1918年)創業、岩手県一関市の染物屋・京屋染物店(en・nichi)が運営するセレクトショップ「縁日」。 東北のものづくりを中心に、丁寧に作られ、丁寧に使いたくなる暮らしの道具をセレクトし、...もっと見る

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