ル・クルーゼ、ストウブ、ダンスク・・・世界各国で長く愛されている鋳物ホーロー鍋、一度は名前を耳にしたことはあるはず。
テーブルの上にそのまま出してもかわいいデザインと、食材の持ち味を活かした調理ができることが人気の理由です。
ただ、欠点はどれも「重い」んですよね。金属の鍋の表面にガラス素材の塗装をしているので、どうしても重くなってしまう。
でも、それが食材を美味しく仕上げるためのポイントであるだけに、そこは目をつぶって使っているという方がほとんどだと思います。
そんな鋳物ホーロー鍋界に現れたのが、「UNILLOY(ユニロイ)」のキャセロール。
鋳物鍋の良さをそのままに、「重い」という欠点を解消した革新的な調理道具です。
UNILLOYがこだわったのは、とにかく「軽い」こと。
同じ22cmサイズの鋳物鍋で比べると、ルクルーゼは約3.5kg、ストウブは約4.1kgの重さがあるところ、UNILLOYは約2.7kg。実際に持ってみると、ステンレス鍋よりもちょっと重いかな、というくらいで女性が片手でも持てるような重量感です。
軽さの秘密は、薄さにあり。一般的な鋳物鍋は厚みが約4〜5mmほどですが、UNILLOYは2mmという薄さで作られています。
厚さがない分、鋳物鍋の持ち味である「保温力」が落ちるのでは?と思ったんですが・・・
鍋内の温度はしっかりキープ。むしろ薄くて熱伝導率が良い分、短時間で鍋内を一気に加熱できるので省エネで、揚げ物もカラッと仕上がります。
ちなみに、これ以上薄くすると保温性が落ちてしまうため、この2mmという厚みがベストなのだそうです。
フライパンのように、調理中に振ったりしない「鍋」ですが、実際に使ってみると、洗う、収納する、オーブンや冷蔵庫に入れる、テーブルに移す・・・と、手に持つシーンは意外と多いもの。食材が入っていると、なおさら重くなります。
扱いづらさがストレスになって、結局あまり使わなくなってしまうというのは、本末転倒な話。
重い鋳物鍋は「扱いづらさも克服できる、料理にこだわる人向け」というイメージでしたが、毎日使って欲しいとの思いから、UNILLOYは使いやく洗いやすい、そしてメンテナンスのしやすさにもこだわって作られています。
鉄を型に流し込んで作る「鋳物」、薄く作ることはとても難しいんだそうですが、それを可能にしたのは、金属加工で有名な産地新潟県・燕三条の「三条特殊鋳工所」の技術力。元々、機械部品などの薄く小さいものづくりを得意としていたこの工場だからこそこの薄さを実現することができました。
使い心地の良さを追及したのは軽さだけではありません。
取っ手は、なだらかに下向きのライン。鍋をバランス良く支えられるよう、人間工学に基づいて角度が調節されています。
鍋本体から取っ手まで継ぎ目がないため、洗い物もストレスフリー。耐久性にも優れています。
蓋の内側には波紋のような凹凸があります。これは、食材からでた旨みや香りの詰まった水分を再度鍋の中に均一に落とすためのもの。旨味を逃すことなく調理できます。
深型はカレーやシチューなど量をたっぷり作る煮込み料理や、揚げ物に。ごはんを炊きたい、という方もこちらを。
底面積が広い浅型は、炒め物や、ロールキャベツ、煮込みハンバーグなどの水分少なめの煮込み料理や蒸し焼きにぴったり。卓上でも圧迫感がなく取り分けやすいので鍋物やすき焼きにもおすすめです。
大きさは今お使いのお鍋のサイズを元にお選びいただければと思いますが、大きいサイズでも軽くて扱いやすいのでサイズに迷われたら大きい方を選んでも良いかなと思います。
色はくろがね、卯の花、藍、くちなし、うすにびの5色。純日本製のUNILLOYらしい、和の名前がついています。
くろがねは光沢感のある他の4色とは違ってざらっとした質感なのですが、このざらつきがひとつずつの点となって食材を支えるため焦げつきづらく、油なじみが良いことが特徴です。
また、鋳物ホーロー鍋は使い込んでいくとどうしても内側の汚れが気になるものですが、内側が黒いとそれも目立ちません。(中側の色は、外側と同じ色になっています。汚れた時の対処法は、スペックをご参照ください。)
煮る、焼く、蒸す、揚げる、茹でる、炊く。どれでもこなす万能な鍋ですが、「いつもの料理でも、道具が変わると味が変わるんだなあ」と特に実感したのは「野菜の蒸し焼き」と「揚げ物」。
熱伝導率が高く熱ムラが少ない鋳物ホーロー鍋は、食材に均等に火を通すことができるため、根菜にもあっという間に火が通る!ゴロゴロと大きく切ったじゃがいもは煮崩れせずに、ホクホクと甘い仕上がりに。
また、持ち前の保温性と熱伝導率のよさで食材を入れても温度が下がらないので、揚げ物は少ない油でカラッと香ばしく揚がりました。
IH、ガスどちらの熱源にも対応しており、蓋をしてオーブンに入れることもできます。オーブンを使って大きな塊肉を煮込んだり、とごちそう料理もできるのは鋳物鍋ならではです。
でもやっぱり、特別な日だけではなくて日々の料理をより良いものにしたい。そのためにも、扱いやすくて美味しく仕上がる道具をぜひ使っていただきたいなと思います。
■商品についての注意事項
・ご使用のパソコンのモニターによって、実際の商品と色柄が異なって見える場合があります。予めご了承下さい。
・実際の色、質感、サイズ、重量には多少の差があります。予めご了承下さい。
- カテゴリ
- 生活雑貨 > キッチン用品・調理器具 > 鍋・フライパン
- ブランド
- UNILLOY
- スペック詳細
- ■素材/原料 :FCD鋳鉄/ホーロー加工仕上げ
■サイズ :W335×D255×H137mm
※内径 240mm、本体高さ 82mm
■重量 :約2.6kg
■原産国 :日本
■容量 :3.2L
■オール熱源対応(ガス、IH、シーズヒーター、ラジエントヒーター等)
食洗器使用可(酸性・アルカリ性洗剤は避け、中性洗剤を使用してください)
■固いスポンジ・たわし・研磨剤などは傷の原因となりますので使用しないで下さい。またホーローが剥がれる恐れがあるため空だきはしないで下さい。
■【焦げ付いたときのお手入れ方法】
内側の軽度な焦げ付きは、重曹の取扱説明に従って水といっしょに鍋に入れ、20分程度中火以下で加熱すると汚れが落ちやすくなります。外側はやわらかいスポンジで落として下さい。ただし直火で付いた焦げは落ちにくくなるため、加熱する前に油や汚れの付着がないことを確認して使用して下さい。
■琺瑯製品は炒め物不可と記載されていることもありますが、こちらの鍋は
・予熱の際に空焚きのようにならないこと
・ヘラなどは金属製のものを使用しないこと
の2点にご注意いただければ炒めものにも問題なくご使用いただけます。
浅型 くろがね 24cm