let loose. bumpyはロングパイルツイスト製法で作られているので、しっかりと水をたくわえ吸水性がとても良いタオルです。
そして、可能な限りゆるく織られているため、乾きが早いのも特徴的です。

ゆる織で捻りの効いたひも状パイルを、長いパイルと短いパイルで凸凹に織っています。
改良を重ねてたどり着いた、長々短々の2列おきのパイルの配列は、洗うほどに長いパイルが短いパイルの上に被さり伱間をつくりながら柔らかさと吸水性を増してゆきます。
ゆる織りは水分をしっかり捕捉する太い糸でゆるく織ることで生地そのものを柔らかくしなやかにします。

リトルのタオルの中でもっとも軽く薄く乾きやすいタオルです。

long pile twist(ロングパイルツイスト)製法とは、パイル用のたて糸に適正回転数撚り(より)をかけタオルを織り、
水洗、染色、染色後の洗浄工程で長時間水に晒し、ループ状だったパイルを繊維の撚りの反発力でひも状のパイルにする製法のことをいいます。

撚り(より)の効いたひも状のパイルは表面積を増やし、バネのように伸縮し弾力があり、洗濯をするたびにパイルが重なり合いクッション性を増し、
タオルの表面をパイルがうねる、この製法ならではの豊かな表情をつくります。

let loose. bumpyは、ゆるく織ることでルーズバランスを追及したタオルです。
薄く軽くしなやかにつくっていますので、こすって拭くのではなく、肌にストレスを与えず優しくあてて拭くことをおすすめします。
ゆる織だから折りたたんだ数だけパイルが重なり、クッション性が増し、色々なふっくら加減を楽しめます。

はじめは小さくたたんで顔を、そして頭髪を、表面が濡れたら広げて裏返し、乾いた面を表を出して折りたたんであて拭きをくり返します。
バスタオルであればほぼ片面で返り水を感じず、最後までドライな感触で全身を拭くことができます。

現在のループパイルのタオルは誕生してから150年ほどしか経っておらずまだ開発途上の日用品といえるかもしれません。
let loose. bumpyは、タオル製造をはじめて50年以上になる東京・青梅のホットマン㈱で一貫生産されています。
ホットマン㈱のタオルづくりは140年以上前に絹織物製造業を創業した時から、
綿々と受け継がれている高度な織りの技術と秩父山系の伏流水を豊富に使った染色技術によって、支えられています。
let loose. bumpyはホットマン㈱独自認定である”1秒タオル”を取得しています。

このタオルをとても気に入って、HOEK別注の「テラコッタカラー」を作らせて頂きました。
ニュアンスのある綺麗なカラーに仕上がり、色もとても気に入っています。

タオルを洗濯して干しているある日、見上げると空があり、目の前には植物がありました。
空の「青」、木々の「緑」、花の「赤や黄」、、それに合わせるように「土」をイメージして、
茶色だと少し重い印象があったので、このタオルの軽やかさにも合うように「テラコッタカラー」をつくりました。
コロナ禍以降様々なことが揺れ動く中で、もう一度足元を正し、地に足をつけ、根を張り、花を咲かせていきたい、という思いも込めたお色になります。

よく吸い、よく乾くタオルは、気持ちまで軽やかにしてくれます。
毎日使うものは特に心地良く使いたいものです。
リトルの新作タオル「let loose. bumpy」、心からおすすめします。

よく洗剤のCMなどで流れる、雲ひとつない晴れた日に、外で爽快にタオルを干している映像。
タオルだって日に当てることで殺菌もされるわけですし、それが正解だと思っている方って多いのではないでしょうか。
でも実は、直射日光ってタオルにとって一番NGなことだったんです。

タオルは長時間直射日光にさらされると、過乾燥状態になり硬くゴワゴワになってしまいます。その状態は、タオルにとって命取り。
硬く、肌触りが不快なだけに留まらず、本来の役割である吸水性にも大きな影響を与えてしまっているんです。
タオルは水分を吸う道具です。吸水性が落ちることは絶対に避けたいところ。 一度その状態になってしまうと、完全に元に戻すことは困難です。
タオルを干す際は、できるだけ直射日光は避けて頂くことをおすすめいたします。
また、干す前の工程として、両手で広げたタオルを横に揺らし織り目を整えてから波立たせてください。パイルを立たせた状態で干すことにより、ふんわりと、より良い状態に仕上がります。

より柔らかい状態がお好きな方は、乾燥機の使用をおすすめいたします。
例えば、乾き切るまで乾燥機にかけなくても、干す前に1、2分乾燥機にかけてから干すだけでもだいぶ違ってきます。(乾燥機の性能により、1、2分では足りない場合もございます)
乾燥機にかけるとパイルがより立った状態になり、ふんわりと柔らかく仕上がります。
LITTLEのタオルは初めの状態が一番硬く、洗い込むごとに柔らかくしなやかに変化していく特徴があります。
そんな変化も楽しみながら、育てる様な気持ちで扱っていただけると、日常の心地良さも増えてより愛着も湧いていくと思います。