Food Paperは、越前和紙の老舗工房「五十嵐製紙」が手がける、廃棄される野菜や果物を漉き込んだ和紙。フードロスや和紙業界の原材料不足という社会問題を受け、2020年にスタートしました。食物由来のやさしい色と独特の風合いが人気で、さらに、食物を漉き込むことで和紙の原料の使用料が削減できるメリットも。作り手にも使い手にもうれしい和紙なのです。
これまでのFood Paperは、カードやノートといった文具がメインでした。そこで今回は、Food Paperのストーリーや背景を引き継ぎながら、曲げたり丸めたり縫製したりと製法を変え、紙の特性を活かした立体的な商品が誕生しました。
今回生まれたのは、紙のやさしい質感が特徴のくず入れ。リビングや寝室に置いて紙くず入れとして使ったり、こども部屋に置いてちょっとしたおもちゃや小物を入れてみたり。Food Paperならではの素材感や温もりを感じてみてください。
漉き込む食材は、原料の大きさや特性を踏まえ、Food Paperや手漉き和紙の魅力が伝わる色を選びました。いちご、きゃべつ、ぶどう、ごぼう、みかんの5色展開です。
食材はすべて福井県内の廃棄食材。例えば、ぶどうジュースの搾りかすや、育ちが不十分で捨てられてしまうシーズンオフのいちご。ごぼうはカット野菜工場から。廃棄するだけでかなりのコストがかかるので、材料を取りに行くと喜ばれるのだそう。
食材によって紙の質感はがらりと変わります。いちごはタネの粒感があり、きゃべつは紙自体がふんわり仕上がる。ごぼうは細かい粒が浮き出ているなど、個性豊かな和紙をぜひ見て触って体感してください。
伝統ある五十嵐製紙が、家具や日用品のデザインを得意とする佐藤界さんと組むことで、Food Paperの新たなラインナップが生まれました。
「手漉き和紙やサスティナブルな商品を気軽に生活に取り入れてもらえたら。廃棄食材からできたアイテムをこども部屋に置くことで、フードロスやごみ問題について考えるきっかけになるかもしれません」と伝統工芸士の五十嵐匡美さん。
自然素材から生まれたインテリアアイテムを暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
こちらは、F-TRAD MADE 新開発商品です。
福井県内の伝統工芸の職人と福井県外を拠点とするデザイナーの協働により誕生した、産地の歴史と技術、そして「これからの伝統工芸のあり方」を感じさせる新しい商品のラインナップが「F-TRAD MADE」です。
この商品を開発した職人とデザイナーをご紹介します。
CRAFTSMAN
株式会社 五十嵐製紙|五十嵐 匡美
福井の越前和紙産地で1919年に創業した小さな工房です。
襖や壁紙を中心に大判紙から小物まで幅広い和紙を制作し、最近では著名アーティストのオーダー用紙を手掛けるなど、その技術は高く評価されています。
DESIGNER
FULLSWING|佐藤 界
家具や日用品のデザインを中心に、特注家具や空間デザインも行う。工房を併設し、アイデアと製作の場を分断せずに自由に行き来し、素材や構造、機能やディテールをつくりながら繰り返し向き合い、新しいものづくりを手掛けている。また合板研究所や様々なプロジェクトで企画からデザインまでを行なっている。
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SAVA!STOREオリジナルラッピングセットを2種類ご用意いたしました。
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画像左からきゃべつ、ごぼう、ぶどう。