朝

足を１歩踏み入れると、
風にのってやってくる
マフィンの焼き上がる甘い香り。

シロツメクサ、ススキ、ゼラニウム。
ユーカリ、ブルーベリー..　
季節によって姿を変える草花たち。

景色や香りを愉しみながら
１歩、また１歩...

そうして
歩みを進めた先、
山あいから見えるのは
小さな集落とどこまでも続く山々。

夜

close後の店内には小さな灯りが灯り、

しん、と静まり返る山の上。

周りに住宅やお店は少ないはずなのに
どうしてこんなにも明るいのだろう、

そう不思議に思い
ふと上を見上げると

夜空に浮かぶのは
辺り一面を照らす満点の星たち。

思わず小さな灯りまで消し、
あれは◯◯座かなあ、なんて
夜空をずっと追いかけていたくなる。

２種類のポストカードには

当たり前のようで
当たり前じゃない

そんな少し特別な
山の上の景色が広がっているのです。

よく見てみると
マフィンやワンピースの色味。

そばに寄り添うように
描かれているイラスト。

それらが
「朝」と「夜」とで違うのです。


まずは
こぞら荘のある山をイメージした
おおきなおおきなマフィン。

ふんわり、おおきなマフィンのおやまは
きっとふかふかと気持ちの良いことでしょう。

実は「朝マフィン」と「夜マフィン」
なんて、裏タイトルも付けられています。

どんな味がするのか
中にはどんな食材が入っているのか
それは誰にも分からない。

きっとあなただけの
とびっきりのふわふわマフィン。


お次は
真ん中に佇む女の子。

ネクタイさんの作品によく登場するのは
少女みたいな子ですが

このポストカードに描かれた女の子は
すっと背筋が伸び、
少し大人の女性のようにも見えます。

女の子の着ているワンピースも
「朝」と「夜」とで異なり

もしかして
KOZORASOUオリジナルの衣
〝小空荘の美しい暮らし着〟を
纏っているのかなあ
なんて、ますます想像が膨らんでしまう。


そして
マフィンのおやまと
女の子を囲むのは
お花とお星さま。

朝はお花がゆらゆらと揺れ、
夜はお星さまがきらきらと瞬く。

この山の上で過ごす
何気ないワンシーンを切り取ったような
２種類のポストカード。


通常のポストカードと異なり、
角が丸くなったかわいいフォルムに
裏には
necktie × KOZORASOUのしるし。

よくよく見てみると色斑があって
何色もが重なり
描かれていることもわかります。

たった１枚のポストカードなんだけど
愛しさを感じ
ワクワクせずにはいられない
とっても大切な作品なのです。

こんなにも愛らしいポストカード。

引き出しの中に入れて
しまっておくのはなんだかもったいない。

そうだ、
ずっと何か物足りないと感じていた
あの場所に飾ろう！

そう思い
余白が気になっていた場所へ
ポストカードを１枚。

一気に余白が気にならなくなり
つい見てしまいたくなるような
お気に入りの場所へと大変身。


気になっていた棚の余白に。

どこか物足りなさを感じていた壁紙に。

人の出入りが多い玄関に。

いつも座る勉強机に。

お料理が苦手な方は
お料理の時間が
少しでも楽しくなるようキッチンに。

１人で眠るのが寂しいときにはベッドのそばに。


シンプルに１枚で飾るもよし。

２枚を並べて飾るもよし。

ネクタイさんの
他のポストカードと一緒に
たくさん散りばめて
自分だけの物語を紡いでいくもよし。

季節や気分、周りのものに合わせて
ころころと組み合わせを変えていくもよし。

真っ直ぐではない
手書きならではの少し波打つ線や
濃淡のあるやさしい色合いによって

どんなお部屋
どんな場所にも溶け込み、
いつもの場所がより素敵に見える。

忘れたくないから
思い出を残しておこう、
そう思い、飾り始めたポストカード。

いつの間にか
お部屋の中を彩ってくれる
なくてはならない存在に。

１枚だけ、
そう思っていたはずなのに
２枚、３枚...
と、つい何枚も
飾りたくなってしまうのです。

家族、友人、恋人、先生、職場の人。

お誕生日、入学式、卒業式、
就職、結婚、出産、お引っ越し。

あなたの周りにいる大切な人に
節目節目で訪れる、特別な日。

「おめでとう」
「応援しているよ」
「いつもありがとう」

心の内に秘めている強い想い。

その気持ちを届けたいけれど
口に出して直接伝えるのは
なんだか恥ずかしくて勇気がでない...

でも、メールに打って送るのも
気持ちが伝わらないかも...

そんなときこそ
お手紙に想いを込めて
届けてほしいのです。

たとえ字が綺麗でなくたって
文章がうまくまとまらなくたって
何度も書き直した跡があったって

相手のことを想い、
１文字１文字丁寧に紡いだ言葉は
きっと相手に届くはず。

その想いが
その時間が
相手に伝わると、嬉しくなる。

貰った相手も
手紙のあたたかさに触れ、
嬉しくなる。

そして
いつの日か
私も手紙を贈ろうと
別の誰かに想いが届く。

もちろん
渡すのは特別な日でなくたっていいのです。

日々の感謝を伝えたくなったとき。

誰かの顔がふと頭をよぎったとき。

是非、想いをのせて届けてみてください。


山の上でも

”こぞら荘へ来た思い出に”
”家族や友人へのお土産に”
”可愛くてつい..."

と、日々たくさんの方に
手に取っていただいております。

いつもは物だけを贈られている方も
今度はそこにお手紙を添えて、

大切なあの人へ
いつもは伝えることのできない想いを
１枚のポストカードに込めて届けてみませんか？

北海道の地に暮らし
その地を拠点に活動されている
イラストレーターユニット
「ネクタイ」さん。

のりおさん・あさみさんご夫妻の
途轍もなく穏やかで
途轍もなく温厚なお人柄から
生まれるイラストたちは、

くすっと笑える
ほのぼのとした世界観と
やわらかなやさしさに溢れ
見る人をほっこり笑顔にしてくれます。

実は、こぞら荘のOPEN当初から
作品の数々をお取り扱い
させていただいており

以前には、
「山の上店」ということで

こぞら荘の小屋
〝日々ここにある風景〟にて
販売会をしていただいたこともあります。

そして、2023年の春にOPENしました
古民家の暮らしの道具のお店
「のんきなリス」のロゴデザインも
特別に手がけていただきました。

私たちも毎日目にしている
大切なネクタイさんのデザイン

心に余裕が芽生えるような
余韻が生まれるような。

激動で息苦しい今の世に
スロウな空気を吹き込んでくれる
イラストなのです。