1947年、石川県輪島市にて漆器用素地の木地屋として創業した四十沢木材工芸。当初は輪島塗りの産地である輪島において、漆器用素地の木地屋としてスタートし、指物、曲物、ロクロ、刳りものなど幅広い加工技術を持ち、その技術は現在も継承されています。特に、NC加工も得意とし、現代のニーズに応じた製品を生み出しています。
2013年にオリジナル木製品の製造販売を開始した四十沢木材工芸は、「KITO」「SUI」「ara!」シリーズを展開し、多くの人々に愛されています。木の温もりと美しさを最大限に生かしたデザインが特徴。材料に80年から130年以上経った広葉樹の木材を全国各地から調達し、生地づくりに時間をかけます。そして機械の正確さと迅速さによって無駄なく削り出し、熟練の職人の手仕事によって繊細な手触りを生み出しています。
四十沢木材工芸のKITOシリーズの「バターケース」
丸みを帯びた、ぽってりとしたかたちが愛おしい。無垢の木だけがもちあわせる心地のよさを感じさせる四十沢木材工芸のKITOシリーズの「バターケース」です。
茶道に使われる香合をモチーフにして作られたというこのバターケースは、四十沢木材工芸が輪島塗木地を作る中で培ってきた伝統的フォルムとデザインが融合して生まれたといいます。
蓋と身が重なる部分はインロー式(印籠式)になっており、身の部分には覆輪がついています。全体的に丸みを帯びたシルエットとなっており、ここにカンナ仕上げの職人の手業が生かされています。
木といっしょに日常をすごせるようにと名付けられた、四十沢木材工芸のプロダクトシリーズ「KITO(きと)」。プログラミングされたかたちに機械で仕上げるというNC加工技術に重ねて、熟練の職人の手仕事によって細やかな模様や仕上げがなされています。
桜の無垢材を使って作られたバターケースは、汚れがつきにくく耐久性に優れている液体ガラス塗料で仕上げられています。これは無塗装に近い状態を保つことで木材本来の美しさを感じることもできます。
なかなか聞きなれない液体ガラス塗料。これは天然木材塗料「MOKUTO®」を使った塗装のことです。アルコール溶剤で希釈した液体をうつわに塗布していきます。アルコール成分はそのあと短時間で蒸発し、ガラス成分が空気中の水分と反応してガラス層を形成するのです。とはいえ、木材のすきまに染み込ませていますので表面がガラスのようになるわけでもなく見た目も、手触りもほぼ無塗装のようです。完全防水ではありませんが、うつわに直接食べ物をのせていただいても水分や油分が染み込みにくくなっています。汚れが気になれば洗剤でお洗いいただけます。
普段のお手入れは布巾で拭いていただいて、乾燥が気になってきたら胡桃油を塗ってみてもいいです。オリーブオイルはベタベタしてしまって乾きませんのでおすすめしません。お手入れも楽しんでお使いいただけたら嬉しいです。
一般的に売られている国産のバターが収まる「バターケース」と半分にカットしたものやカルピスバターなど四つ切にしたサイズがはいる「バターケース ハーフ」の2サイズございます。やや赤みの感じられる優しい色合いで、すべすべとした肌触りです。
こちらの商品は、商品の特性上、著しいダメージや損傷があった場合のみ受け付けております。商品タグや梱包材など購入時と同じ状態の商品のみの受付となります。お客様都合での返品、交換につきましては往復配送料のご負担でお願いしております。
大きさ、デザインもしくは色のイメージ違いによる返品・交換はお客様都合になります。ご利用のブラウザ、モニターの性能、設定により商品の色、素材感等につきましては、現物と若干の違いが出る場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。
ケースごと冷蔵庫にしまえます。