木製のお弁当箱はお手入れに気を遣うイメージがあると思います。傷つきやすい、黒ずみやカビが発生しやすいなど、心配なこともありますよね。

松田美智子の自在道具の「桐のお弁当箱」は桐を使い、拭き漆という伝統技法で仕上げています。漆は抗菌効果があるので食材や本体が傷みにくいという特長があります。斜めに配置する仕切りが2種類付いているので、食材を詰めるのも簡単。ご飯とおかずを詰めるだけでおいしそうに見えます。

こちらのお弁当箱は桐製で拭き漆仕様です。桐は木材の中でもとりわけ軽い素材。こちらのお弁当箱も本体は蓋や仕切りも含めて100ｇと、非常に軽いんですね。お弁当箱は持ち運ぶことが前提なので、軽いのは大きなメリットです。

また、生漆を刷り込んでふき取るという作業を繰り返し、半透明な薄い漆の膜で仕上げる伝統技法「拭き漆」で、耐久性を高めています。漆には抗菌効果があるので中に入れた食材が傷みにくく、本体のシミや黒ずみも防いでくれます。木製の調理道具はお手入れが不安という方も扱いやすいお弁当箱です。

お弁当の角は丸く仕上げられているのもポイント。木製のお弁当箱は角をぶつけると、傷んだり漆がはげたりしやすいんですね。丸く仕上げることで耐久性が高まるので、長くお使いいただけます。

長さ違いの仕切りが2種類付いているので、おかずに合わせて自在に仕切ることができます。仕切りが動かせないお弁当箱や仕切りの付いていないお弁当箱もよくありますが、こちらの仕切りはご飯やおかずの状況に合わせてお好みの使い方ができます。

そして、お弁当をおいしそうに見せてくれるのもポイント。ごはんを斜めに見えるように詰めるのがおいしそうに見せるコツのひとつなのですが、こちらの仕切りは斜めに配置するように設計されているんですね。簡単にコツを押さえることができます。こちらの仕切りと木の雰囲気の良さで、ご飯とおかずを詰めるだけでもお弁当をおいしそうに見せてくれますよ。

本体は幅200×奥行70×高さ60mmと、細長くてコンパクト。マチのないカバンにも入れやすい大きさですが、深さがあるので意外とたっぷり入り、お茶碗一杯分のご飯を詰めると半分ほどになります。

このサイズは松田美智子さんが試行錯誤して制作したもの。2段のお弁当箱はかさばる上に、ご飯とおかずが多くなりすぎるのが難点です。そこで、深さのある1段にたどり着きました。細長い形だから持って食べるときは持ちやすく、職場のデスクなどでは場所を取らずに置くこともできます。

そして、細長い形は詰めるときにおかずが倒れにくいことや、詰め方を迷いにくいのでバランスよく詰めやすいことも魅力。お出かけ前の慌ただしい時間帯に作るお弁当なのでできるだけ手軽に、そして綺麗に詰められるのは嬉しいですよね。

扱いやすさを重視した木製のお弁当箱です。お手入れが簡単かつ、おいしそうに見せるのも簡単だから、毎朝のお弁当作りが楽になると思います。これからお弁当の習慣を作りたい方にもおすすめ。上質なお弁当箱はお弁当作りのモチベーションを上げてくれます。

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