東屋さんから届いた小さなペンダント。
手のひらにのるほどで、ぱっと見は控えめ、大きく主張するわけではないのに、首から下げれば、キラッと可愛らしく光ってくれます。
遠目にはシルバーのチャームに見えたりして、「え、これ笛なの?」と言われたり。このさりげない遊び心が嬉しくてワクワクしてくる銀の笛。大切なものは、これくらい小さくてもいいんです。そんなところが、たまらなく魅力的。
この小さな銀のアクセサリー、実はコーディネイトの幅がとても広いんです。紐の長さを結んで調節できるので、洋服に合わせて短くしたり、長くしたり。そこがまた、じわじわと好きになってしまうポイントで……。スタッフで色々コーディネイトを楽しんでみました。
白のタートルネックニット。
柔らかくて、あたたかい白ニットにちいさな笛がひとつ。誤魔化しがきかない白に、銀925の澄んだ光がスッと乗っかって、余計なことを一切してない潔さ良さ。派手さはないけれども、それだけで、清潔感も、落ち着きも、ちゃんと伝わってきます。
しっかり伝えてくるカラフルな文字入りのTシャツ。
静かな存在の笛を持ってくるとどうなるのか…文字がある分、胸元がごちゃごちゃ見えるかな…との不安をよそに、やってくれました!色数が多いほど、銀の白さが逆に効いてくるような感じで、むしろ、かなりいい組み合わせなのかも。
「合わないかも」って思ってた分、その違和感のなさにちょっと驚き、なんだか得した気分になりました。
ライダースジャケットの上に。(うちの社長)
皮製ではなくて布製ライダースジャケットというのがポイント。わたしなどには想像もつかない、道着の生地で作られているらしい。さすが我社のおしゃれ番長。
柔らかく、芯のある生地の胸元ギリギリで光る銀の笛。『社長、まるでジャケットとアクセサリーが一体になったような印象に見えてます!』凛とした柔らかさの中の精密につくられた笛の存在感たるや…
紺色のパーカーに、短めの紺色ダウンベスト。
全体が同じトーンだから、ちょっと単調かな?と思いつつも…胸元で笛がきゅっと光って、シルバーの輝きがひと筋入ったような不思議な感じに。
短めだから、揺れないし、パーカーのラフさとの相性もいい。ベストのボリュームに埋もれず、ちゃんと存在感を発揮しています。
外の少し冷たい空気の中で、銀の笛が静かに光る。その感じが妙にしっくりきてます。
ラフな白の長袖Tシャツに、ニットのフワフワした黒のベスト。
これだけで、きちんとしすぎてないのに、だらしなくも見えない、ちょうどいい空気感。のところに、銀の笛がスンと落ちてきて、主張してないのに、目線が自然とそこにいく感じです。
コットンの白長T、柔らかニット、シルバーの笛と、全く違った素材がお互いを引き立てあってる面白いパターン。
ストールとの組み合わせ。どうやら社長は長さに拘りがあるようです。
ぐるっと無造作に巻いたストールの隙間から、ちらっと覗く笛。紐の長さを控えめに、少し。この「チラッと見える」感じが、たまらないような。正解のような気がしてきました。
胸元でぶらぶらさせない、アクセサリーというよりは、「長く使ってきた良い道具」みたいに見せる大人の余裕とでも言わせてもらいましょうか。
ところで、この素敵な笛、思いっきり吹けばちゃんと大きな音が鳴らせます。
滅多なことはありませんが、怪しい人に追いかけられたり…どこかに閉じ込められてしまったり…『フゥッッ』と吹けば、数十メートル『ピィィィーー』が届くでしょう。
この「防犯にもなる」は、けっしてメインの用途ではありません。でも、身につけている人だけが知っている安心感。鳴らせるものを持っている。その事実だけで、十分にかっこいいんです。
最後に、「シルバーアクセサリーとなれば、やっぱモノトーンだよね~。」のふっくら五十半ば、筆者。
若者にはかないませんが…色数を抑えた、黒 → グレー → 銀、のグラデーションが目に優しくうつってはくれないでしょうか。つまり、この笛、老若男女、体形を問わず、気軽にお使いいただけるということ。
少し値は張るけど、だからこそ「これは特別だな」って思える。自分へのご褒美にも、大切な人へプレゼントにも、自信を持っておすすめしたい逸品です。
素材:銀925、絹
製造:坂見工芸(東京都荒川区)、昇苑くみひも(京都府宇治市)
デザイン:猿山修 GUILLEMETS + SARUYAMA
寸法:幅13×高さ38mm(紐 長さ87mm)
重量:11g
※寸法、容量、重量の数値には個体差があります。
平成9年の創業以来、信頼できる国内のつくり手と協働し、生活の為の道具を生み出している東屋。この国の暮らしの歴史の中で生み出され、永く愛用されてきた、数々の道具。いつも静かにそこにあり、確かに役に立つ。そういうたくさんの「もの」と心地よく調和し、豊かな時を過ごすことができるように、「もの」と、「もの」を作り出す仕組みの創造を目指しています。
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