400年以上の歴史をもつ有田焼の伝統は受け継ぎながらも、デザイナーとのコラボレーションにより現代の暮らしにしっくりと馴染む器を生み出す「1616/arita japan(イチロクイチロク / アリタジャパン)」より、フォルムと装飾の関連性が考え抜かれた新たなシリーズ「アウトライン」が加わりました。

デザインを担当したのはフランスのデザイナー、ピエール・シャルパン。

アレッシィ、エルメス、リーン・ロゼ、HAYなどの有名ブランドのデザインや、日本のものづくりの現場と海外デザイナーのコラボレーションプロジェクト「ジャパンクリエイティブ」への参加、The Wrong Shopなど幅広い分野で世界的に活動を行っている、ヨーロッパを代表するデザイナーです。

器としての美しさだけでなく、使いやすい形、料理を盛りつけたときのバランスも考えられています。

ピエール・シャルパンの生み出した新たなシリーズは懐かしさと新しさを併せ持ち、フォルムと装飾の関連性を注意深く考えデザインされています。
今回、彼は器の形状と装飾を同時にデザインすることに重点を置き、それぞれの器の縁に沿ってわずかな隆起をつくり、それが陰影を生むというシンプルなディテールを加えました。
中央部には色を付けていないので、その真っ白なスペースは盛り付けた料理が映えることでしょう。

ピエール・シャルパン / 1962年にパリ近郊のSaint–Mandéに生まれる。

1984年にthe Beaux–Arts de Bourgesを卒業。

1990年代初頭頃から家具やオブジェのデザインに打ち込んできた。

とりわけ1998年 – 2001年のCIRVA（www.cirva.fr）、2003年 – 2005年のCRAFT（www.craft-limoges.org）など、国際的な芸術研究機関で行ってきたような実験的なプロジェクトに、活動の重点をおいてきた。

パリで開催されているメゾン・エ・オブジェにて、2017年1月にデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。

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