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2023年春、岩手の里山に「縁日」の実店舗がOPENします

ストア:縁日掲載日:2022/12/01

地域の古民家を活用した『縁日』の拠点

2023年4月、岩手県一関市に縁日の実店舗がOPENすることとなりました。
この店舗は、築200年以上の立派な古民家をリノベーションし、物販はもちろん、地域食材を使用した軽食を味わえるカフェや、染め物体験なども楽しめるような施設となります。
周辺には山、川、畑など、豊かな里山の風景が広がっており、空気の綺麗なとても気持ちの良い場所です。
街の中心から離れたこの場所で、なぜ私たちが拠点を構えることになったのか、少しだけお話しさせてください。

暮らしの根幹を考える

縁日は、東北を中心とした昔ながらの道具や民芸品などを多く取り扱っているショップです。
私たちは、伝統を受け継いでいたり、手間をかけ、思いを込めて人の手で一つ一つ作られたものに対してとても魅力を感じておりますし、みなさんへもそういった物の良さを伝えていきたいと思っております。
さまざまな物事が便利になっている現代。
これまでの不便を便利に変えようと、IT技術や科学が進化し、今の私たちの生活があります。
縁日もありがたくその恩恵を受けており、便利な暮らしとはとても幸せなことだと日々実感しています。

しかし時折、そんな便利で安定した日々と引き換えに、何か忘れてはいけないことまで忘れてしまっているような、そんな気持ちになるのです。
うつろう時代の中に、置いてきてしまった忘れ物。
私たちはそれが『自然と共に生きるための文化』だったのではないかと考えています。
縁日の拠点となる古民家、現在は改修工事中です
縁日の拠点となる古民家、現在は改修工事中です
今を生きる私たちの暮らしも、自然とともにあります。それは、これまでも、これからも変わることのない暮らしの根幹です。

私たちが時代とともに置いてきてしまった文化の中には、自然と人とのちょうど良い距離感や関係性があったのではないでしょうか。必死に生きてきた暮らしの営みには、自然や動物たちと、命のつながりを感じる「本質的な豊かさ」があったのではないでしょうか。
私たちはその暮らしを、思想を、豊かさを、次の100年へと繋いでいきたいのです。

長い間使われていなかった古民家には、当時の生活様式や昔の道具や技術で作り上げられた仕様など、人の手と時間の経過がおりなす美しさがあります。この場所を、先人たちの手によって繋がれた100年の暮らしから、私たちの手でこれからの100年へと繋いでいけるような拠点にしていきたいと思い、この度この場所に拠点を構えることとなりました。

縁日のこれからの予定

建物は、2023年1月〜2月にかけて完成の予定となっております。

〈これからの予定〉
・建物完成後〜2月→社内設備のお引越し
・3月中→プレオープン期間を設定予定
・4月15日(土)→グランドオープン予定
私たち縁日の将来の展望や今後の構想、取り組み内容については、現在READYFORにて開催中のクラウドファンディング『地域の古民家を改築し「暮らしの複合ショップ」として活用したい 〜里山の縁日プロジェクト〜』にてご覧いただくことができます。

年明けには、縁日の大きな想いが形になります。
私たちも自分達で壁塗りをしたりもしながら、その瞬間をワクワクしながら待っている状況です。

オープンした際には、ぜひこのストアレターを読んでいただいているみなさんも遊びにいらしてください。
その際には精一杯おもてなしさせていただきますので、これからも縁日をどうぞよろしくお願い申し上げます。
縁日公式Instagramにて、本取り組みの最新情報をお届けしております。
ご興味をお持ちいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧ください。
ストア紹介

縁日

大正7年(1918年)創業、岩手県一関市の染物屋・京屋染物店(en・nichi)が運営するセレクトショップ「縁日」。 東北のものづくりを中心に、丁寧に作られ、丁寧に使いたくなる暮らしの道具をセレクトし、...もっと見る

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