皆さんは松山油脂さんをご存知ですか？ 戦後まもなくから石けんを作り始め、伝統の釜焚き製法と透明石けんの製法を核に、シャンプー・ボディソープ、化粧水やクリームなどを手掛けている会社です。ものづくりの町・墨田区と、大自然に囲まれた富士山麓に工場を構えています。

大手メーカーのOEMを長らく手掛ける中、松山油脂は1995年に自社ブランド「M-markシリーズ」を発売。2000年には別会社として「MARKS&WEB」を立ち上げます。全国のショッピングモールなどで展開されているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

2002年にはMARKS&WEB直営ショップが開業。わざわざ代表平田はその1店舗目に伺って以来、松山油脂さんのファンでした。ほのかな香りと優しい石鹸の洗い心地、パッケージもシンプルで素敵で、当時、日本のブランドでは今までなかったような衝撃を受けたといいます。

MARKS&WEBはメーカー直販のみのため当店で扱うことができないのですが、このたび新たに、松山油脂の自社ブランド「LEAF&BOTANICS（リーフ＆ボタニクス）」のお取り扱いが始まりました。

松山油脂が2005年から展開している「LEAF&BOTANICS」。「植物の力がまっすぐに肌に届く。心に響く」をコンセプトにしたウォッシュ＆ケア用品が揃ったブランドです。

植物から作られる物質を、人々は古くから健康や美容に生かしてきました。LEAF&BOTANICSのアイテムには、肌をやわらかくなめらかに保つオイルや、肌や髪をいたわり整えるエキス、豊かに香る精油といった、植物・果実の成分が取り入れられています。

LEAF&BOTANICSのハンドクリームは、植物性オイルをベースに、肌によくなじんで潤いを守るシア脂を配合。荒れやすい手肌や指先をベタつくことなく包み、乾燥やカサつき、ささくれを防ぎます。秋冬限定の「ベルガモット」に加えて、定番の「グレープフルーツ」「ラベンダー」の香りを楽しめる3種類のセットです。

松山油脂では、日常品に求められるのは「安全性・環境性・有用性のバランス」と考え、使っていて心地よい製品づくりを心がけています。

この姿勢はわざわざの精神である“全ては誰かの幸せのために”と通じるところがあります。自分・家族・同僚・お客様・地域・取引先、どれかを最優先にするのではなく、どれにとっても大体ちょうどいいを選択することが大切だとする考え方です。

「肌に合うか」「刺激はないか」と悩みながら選ぶものだからこそ、洗浄料は洗い流せて肌に残らないものだけで作り、スキンケア用品は肌に欠かせないものだけで作るという松山油脂。「洗う」と「潤す」をひとつと考え、自らをウオッシュ＆ケアカンパニーと形容しています。

「使い心地がいいから」「よく汚れが落ちるから」といった機能面だけではなく、商品がどのように生まれ、どのように還っていくのか。松山油脂の商品を通してみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

松山油脂では、化粧品の原材料となる「精油」も、自社で果実から精油を抽出して使用。できるだけその製造背景をお伝えできるよう、背景が明確に見えるものづくりを行なっています。

2022年わざわざで販売個数が多かったものを、衣・食・住カテゴリからランキング形式でご紹介。2023年のお買い物の参考にしてみてください。