今や定番品となった、わざわざのオリジナル商品「残糸靴下」と「わざわざザンシンバッグ」。これらの商品がどうして生まれたのか、ご存知でしょうか。
残糸靴下とザンシンバッグを一緒に作っているのは、長野県にある靴下メーカーのタイコーさん。わざわざにとって初めてとなるオリジナル商品「リブウール靴下」を一緒に作ったことがきっかけで、生産現場に何度も足を運び、コミュニケーションを重ねる過程でタイコーさんからある悩みを聞かせてもらいました。
それは、さまざまなメーカーの靴下を生産する中でどうしても出てしまう残り糸が倉庫に眠っていることと、その量が多くなるとやがて廃棄されてしまうことです。
残っているのは、ウールなどの高級糸をはじめ、ポリエステルやコットンなど色々な素材の糸でした。素材として、資源としてまだまだ可能性がある糸たちです。これらが使われないまま焼却されてしまうのはもったいない。そこで、この残糸を組み合わせ、編んで生まれたのが「残糸靴下」です。
残糸が出たら、糸を選んで編むというサイクルで生産しています。そのため生産する度に違う色合いの靴下が出来上がるのが残糸靴下の面白いところです。色や質感、すべて一期一会。オンラインストアでは色を選べないのですが、それもまたおみくじ感覚で出会いを楽しんでいただける製品となりました。
子どもから大人まで履けるよう、6サイズで作りました
できあがるまでの物語を知っていただきたいから、新パッケージの裏面でも紹介しています
残糸靴下の登場により倉庫に眠る糸巻きの在庫は減少したものの、靴下に使いにくいナイロン糸が多く残ってしまいました。このままゴミとして処分されてしまうのを防ぐため、ナイロン糸の特性を活かせないか?ということで頭をひねって生み出したのが「ザンシンバッグ」です。
ナイロン100%のザンシンバッグは伸縮性が高く、荷物を入れても適度によく伸びて想像以上に収納力があります。タイコーさんが誇る高い技術、筒状に編むホールガーメント製法により生地に継ぎ目がないことや、ナイロン特有の摩擦への耐久性の高さが合わさって、破れにくく丈夫なバッグになりました。
SSサイズのザンシンバッグに入るテニスボールの数は、なんと31個!
これだけ伸びるので、出先で多少荷物が増えてもへっちゃらです
2022年の12月、いつものようにタイコーさんへ行くと廃棄寸前のラメ糸があるということで見せてもらいました。これまでラメ糸は使ってこなかったのですが、目にした糸を見て「かわいいザンシンバッグができる」と確信し、ラメ入りVer.の生産も開始。
廃棄寸前の残り糸から、こんなにもかわいいバッグが生まれました
鮮やかなラメ糸のザンシンバッグ、ぜひ普段のファッションに取り入れてもらいたいという思いから、ラメ入りVer.に限り色をお選びいただけます。只今在庫があるのはS・Mサイズ。それぞれご用意しているカラーが異なりますので、各ページにてご確認くださいね。
わざわざ|わざわざザンシンバッグ ラメver Sサイズ【エコバッグ】
わざわざ|わざわざザンシンバッグ ラメver Mサイズ【エコバッグ】
残糸の救済をするのは、メーカーや販売元だけではありません。こうした製品に目を向けて、手に取ってくださるお客様がいらしてこそ、廃棄以外の道を歩めるのだと感じます。残糸靴下・ザンシンバッグはお客様からの反響も大きく、ありがたい限りです。
わざわざは、これからも売る人・買う人・作る人、皆にとっての幸せを考えながら、限りある資源を無駄にせず、よいものづくりを続けていきます。
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パンと日用品の店 わざわざ
パンと日用品の店〈わざわざ〉は長野県東御市御牧原の山の上にポツンと佇む小さなお店。“よき生活者になる”を合言葉に、薪窯で焼いたパンと、食と生活それぞれの面から、独自の選定基準を定めて自分たちが心からよいと...もっと見る