日本一のニットの産地、新潟の五泉でニット工場を営むサイフクが手掛ける「226 3129 5000（ツツム）」は、人やものを気持ち良く「つつむ」ラインナップを揃えるブランドです。数ある商品の中でも、最も人気のスカートは、腹巻が一体化している見た事のないデザインのもの。甘くなりすぎないフレア型のスカートは、重ね着によるもたつきがない、スカート丈の微調整ができるなど、痒いところに手が届く仕様で、たちまち人気アイテムになりました。

通年版、春夏版と、素材違いが発売されているシリーズに、この度、ウール素材の秋冬版が仲間入りしました。大人の女性にこそ穿いてほしいと思う3つのポイントが詰め込まれていますので、一つずつご紹介します。

まずは、腹巻と一体化しているデザインについてです。スカートのウエスト部分は、伸縮性のあるワッフル編みになっています。約15cmほどのワッフル編み部分は、伸縮性が高く、女性のお腹を優しく包んでくれます。

お腹が冷えないように、どんな時も腹巻を巻く女性が多いですが、このスカートをはく日は、腹巻いらず。常にお腹をあたたかく包んでくれるんです。

また、腹巻部分はよく伸びるので、ウエスト100cm位の方までラクラク入ります。妊婦さんでもお腹を締め付けずに穿けるほど。幅広いサイズの方に穿いていただけるのがいいなと思ったポイントの一つです。

通年版（左）と比較すると、ウール素材の冬版（右）は表面がふわっとしていて、毛羽立ちがあります。体温で温められた空気を細い毛羽が外に逃がさずキープするので暖かく着られるんです。ウール特有のチクチク感はありませんが、肌の弱い方はインナーをインするなどして、肌に触れないようにするのをおすすめします。

ピリング（毛玉）ができましたら、無理に引っ張って取らず、編地を傷つけないように小さなハサミで一つ一つカットするか、または毛玉取り機をご使用下さい。手でむしり取ると、すぐ後からピリング（毛玉）となったり、風合いが悪くなる恐れがありますので、ご注意ください。

最新のホールガーメント機で編み立てたスカート部分は、縫い代がありません。裾に向かって広がるフレア型ですが、縫い代の嫌なゴロつきがないだけでなく、スカートがきれいに縦に落ちるんです。

フレアスカートは、女性らしさがある反面、かわいくなりすぎないかが気になるところ。ですが、こちらはニット製なので甘くなり過ぎないのが良いところです。ふわっとしたレディーライクな薄手の生地のスカートではないので、電車が通過した時や強い風が吹いた時に、スカートが捲れるなんて心配もないので安心です。

こちらのスカートは、腹巻部分をアレンジすることで、着丈が調整できるというのもいいところ。

ワッフル編み部分をウエストに合わせたり、腰の位置で穿いたり、折って調整したりと、アレンジすることによって、丈の長さを自由に調整することができます。

スカート丈を微調整できるので、様々な身長の方が着用することができ、その日の靴やトップスの着丈によって、調度良いバランスで着用できるのがポイントです。

ニット工場の持つ高い技術によって作られた、どんな体型の方でもすっきり着こなせて、身体をあたたかく保てる万能なスカートが、たくさんの方のクローゼットに並ぶといいなと思います。

スカートを穿く時に、のびるおなか部分を脚でふんでしまい、糸が切れたというお直しのご依頼がサイフクさんにあったそうです。おなか部分はとてもよく伸びますが、急激な力が加わるとストレッチ糸が切れてしまいます。

「頭からかぶる」がより安心して着用できる方法です。もし、メイクや髪のみだれが気になる場合はいすに座っておなか部分をふんでしまわないよう脚を通すようにして履いてください。