数々のブランド靴の生産を手掛けている東京靴研のオリジナルブランドKUTSUNE（クツネ）より、美しいドレープのショートブーツが届きました。美しいフォルムながら、ヒールの高い靴は疲れる、靴による締め付けがきつい等、ブーツにまつわるお悩みを解消してくれて、ストレスがないというのがこのブランドの靴の共通点。国内の職人の手によって、丁寧に仕上げられた美しいブーツをご紹介します。

ブーツをくしゅっとさせたようなデザインのこちらは、牛革の中でも滑らかで柔らかい革に出会ったことから生まれました。「この革の良さを活かすには、ドレープブーツが最適なのでは。」と考え、デザインを始めたのが2020年の頃。構想から様々な修正を加えながら、完成に至ったアイテムです。ステッチをできる限り表に出さず、スッキリ見えるようにと考えられているので、スタイリッシュな印象です。


ドレープ部分は手で形が調整できるようになっています。ブーツのアッパー部分のみ、革が2重になっていて、表側の革のドレープのみが調整できる仕様なので、履き心地は変わりません。

ブーツの木型自体は2Eから3Eで、幅広とまでは言えませんが、革が柔らかい為、締め付け感がないのがいいところ。厚手ソックスを着用しても快適に履くことができますし、外反母趾の方、甲高幅広の方でも履けると思います。

ヒールはかかと部分で約2.5cmです。中底には低反発素材スポンジを入れているので長時間歩いても疲れにくいうえに、カジュアルになりすぎないので、オフィスカジュアルでも履けると思います。

また、底にはVibram（ビブラム）社製のゴム底を貼っています。Vibram社は登山ブーツ用ソールをはじめ、ソールを専門に作っているイタリアのメーカー。世界的な靴ブランドも、ソールはVibram社のものを採用するなど、滑りにくく耐久性のあるソールを作られています。

クッション性が高くて足の返りも良く、床が濡れていたりツルンとしている場所でも滑りにくい点も魅力です。雨の日の濡れた床の上を歩く際に、自然と体は緊張するもの。それによって、気づかないうちに足が疲れてしまうのですが、そんなストレスも無くなると思います。

一見すると重厚感がありますが、片足で約230g。ソールに本革を使った靴と比べると、ものにもよりますが重さは約半分くらいだと思います。

こちらのブーツの特徴がもう一つ。それはファスナーを上げたところに、カバーが付いているところです。

このカバーは、もう片方の足のブーツを傷つけない為のもの。自分が普段履く靴の内側をよく見ると、擦れている方、いらっしゃいませんか。実はジップアップブーツは、歩いたり自転車に乗ったりと日常生活を送っていると、気づかぬうちに、ブーツ同士が擦れて傷がついてしまうことが多いです。

カバーは、ブーツを長く美しい状態で履くためのちょっとした工夫だったんですね。画像をアップすると、このカバーがすごく主張している感じに見えるのですが、実際はこの通り。スタイリッシュな見た目なので、ご安心ください。

甲高・幅広の人でも楽に履けて疲れにくいモードなブーツ。私たちがショートブーツに求める条件を、全て詰め込んだような一足です。

サイズは、1(22.5〜23.0cm前後)、2(23.5〜24.0cm前後)、3(24.5〜25.0cm前後)の3種類。ワイズ（足囲）は2E～3Eくらいなので、標準よりゆとりがあります。普段履いている靴よりも少し大きめに感じられる方が多いかもしれません。

通常24.5cm〜25.0cmの靴を履いている甲高・幅広のスタッフは、サイズ3がぴったりでした。また、標準幅で、普段24.0〜24.5cmを履いているスタッフは、サイズ3だと少し大きい印象でした。

その場合はワンサイズ落としていただくか、サイズ3でインソールで調整するか靴下の厚さで調整いただくのがおすすめです。ぜひ試してみてください。