こんにちは、フードオーケストラです。
久しぶりの入荷をお知らせできるのが、とても嬉しい商品があります。
入荷した途端から、すでにたくさんのご注文をいただいている「完熟梅シロップ」。
その背景には、別府・鉄輪という特別な土地と、作り手の大切にしている文化があります。

大分県別府・鉄輪に「一也百（はなやもも）」という魅力的な場所があります。
ここでは、温泉コンフィチュールをはじめとした食文化の発信だけでなく、コンサートホールやレンタルスペース、そして静かに本と向き合えるカフェが運営されています。
そのカフェで一番人気のドリンクに使われているのが、この完熟梅シロップなのです。

完熟梅を低温で蒸すと、ふわっと桃のような香りが広がります。
実を丸ごと裏ごしして仕上げたシロップは、ネクターのような果実感と爽やかな酸味が後を引く美味しさ。
梅のコンフィチュールに驚かされた方にもぜひ味わっていただきたい、とっておきの一品です。
夏はソーダ割りやかき氷に、冬はお湯割りで。季節ごとに楽しみが広がります。

鉄輪温泉では、100度以上の温泉蒸気を使った「地獄蒸し」が食文化として知られています。
一也百の安波さんは、その文化の中からさらに進化した「低温スチーム製法」に出会い、果物の新しい可能性を見出されました。
低温でじっくり蒸すことで、素材の色合いは鮮やかに、栄養価や旨味も引き出されます。
煮詰めるのではなく、蒸すからこそ生まれるやさしい味わい。果実そのものの魅力が、シロップの中にぎゅっと詰まっています。

毎日の食卓にひとさじ加えるだけで、心がふっと華やぐような一品。
贈り物にもきっと喜ばれる梅シロップです。