日本一のニットの産地と言えば、新潟県の五泉市。その地でニット工場を営むサイフクが手掛けるSAIFUKU（サイフク）から届いたのは、さらっとした肌触りの和紙のプルオーバーです。

べた付かない素材選びや、着心地を追求した仕様等、ニットのファクトリーブランドならではのテクニックが詰まっているのが、このブランドのいいところ。こちらのプルオーバーは、それに加え大人の女性の体をすっきりと見せてくれるデザインが施されているんです。春夏シーズンを快適に過ごす為の必需品となる一着だと思います。

こちらのプルオーバーは、さらさらとした肌触りが特徴の和紙糸を使用しています。

和紙を糸にするには、厚さを一定に保ち、細くカットする技術が必要です。日本の技術を用いて極細にカットした繊維の和紙は、水をよく吸ってすぐに乾かしてくれます。

汗をかきやすい夏場でも、肌離れが良くべたつきません。また、重さがわずか205gと軽いのも和紙ならでは。Tシャツ感覚で使える軽やかさがありつつ、立体的に編んだ畦編み（あぜあみ）の表情が、きちんと見えも叶えてくれます。

暑い日のお出かけは、少し歩いただけでも汗だくになってしまう、そんな方も多いかと思います。こちらのプルオーバーは、そんな汗かきさんにもおすすめ。ゆったりとした身幅なので、裾から手を入れてさっと汗を拭くことができるんです。

ゆとりのある着心地ですが、肩線を後身頃にずらしたデザインのため、落ち感のある肩ラインが丸みを帯び、華奢に見える効果も期待できます。

また、裾リブにしっかりと伸縮性を持たせたことで、裾がだらっとならずにウエストで止まるのもポイント。ふんわりとやさしいシルエットに仕上がるので、ゆったりとしたシルエットでもだらしなく見えないのがいいなと思います。

ニットは型崩れしやすいので、洗濯回数が多くなる春夏服には向かないのでは…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、このプルオーバーはお手入れも簡単なのがいいところ。

ネットに入れていただければ、洗濯機でも洗えますし、洗った後は広げて干すだけという手軽さです。

その秘密は、ポリエステル混の糸にあります。軽くて丈夫なポリエステルを入れることで、耐久性が高く、シワや型崩れしにくいニットができあがるのだといいます。

天然繊維は肌に優しく、風合いが良いのが特徴ですが、合成繊維であるポリエステルを一定量使うことで、「お手入れのしやすさ」というメリットが得られるんです。

楽に着られるデザインのニットは多くありますが、春夏シーズンを涼しく快適に過ごす為の素材選びと、お手入れの簡単さまでついてくるものとなると、なかなか見つかりません。

きれい見えするので、ラフな格好に合わせるのはもちろんですが、オフィスカジュアルウエアとしても着られる着回し力の高さが魅力です。涼しく着られてお手入れも簡単なので、ついつい手に取ってしまう一着になりそうです。