こんにちは、フードオーケストラです。
朝晩の空気がひんやりしてくると、少し時間をかけて料理をするのが楽しくなります。
そんな季節にぴったりなのが、南イタリアから届いた「ダッテリーノ種」のトマト缶。
スープやパスタに使うだけで、あっという間に本格的なトマトソースができあがります。

このトマト缶、初めて試食した日を今でもよく覚えています。
缶を開けて、スプーンで汁をひと口。思わず「甘い！」と声が出るほど、フルーツのような自然な甘さに驚きました。
トマトと果汁がぎゅっと詰まっていて、まるで“トマトのジュレ”のような濃厚さ。
オリーブオイルと塩だけで煮込むと、シンプルなのに深い味わいが広がります。

イタリア・サレルノ地方の太陽をたっぷり浴びて育ったダッテリーノ種。
果肉がやわらかく、酸味が穏やかで、トマトの旨みと甘みのバランスが絶妙です。
トマト缶というより、トマトソースを買うような感覚で手に取っていただけたらと思います。

このトマトを教えてくださった久枝さんが、こんなふうに話してくださいました。
「料理が苦手な方にも喜ばれるんですよ。絶対に美味しくできるから（笑）」
まさにその言葉通り。オリーブオイルと塩だけで、びっくりするほど完成度の高いソースになります。

作り方はとても簡単です。
鍋にトマト缶をあけて、エキストラバージンオイルと塩を入れて20〜30分煮込むだけ。
トマトをつぶしながら煮込むと、果汁の甘みがどんどん引き立っていきます。
煮込み時間を変えると味の濃さも変化して、20分なら軽やかに、40分で南イタリアの味、60分でケチャップのような甘みになります。

生クリームを加えたり、パルミジャーノをかけたり。
ベーシックなソースから、好みの一皿にアレンジするのもおすすめです。