わざわざでは長年シンプルな業務用食器を中心に販売してきました。ここで扱うものは「一番これがよくて、これしか使いたくない」というような引力のある器ではないかもしれません。けれど使うとホッとする。この普通さが落ち着く。そんな安らぎ系食器について語った読み物を今日はお届けします。
いわゆる業務用の「無骨・堅牢・粗野・丈夫」といったイメージに、「純白・透明・素朴・質素」などの言葉を合わせたい。物としての耐久性がありながらも佇まいはシンプルで、その中に美しさを見出すことができる。デザインというデザインよりも、こう使いたいからこういう形になったという、削ぎ落とされた美しさが業務用食器にはあると思う。
作家の器ももちろん好きだけど、そればかり集めてしまうことはあまりない。「物」の観点から見て、全方向から良いものを見つけていきたい。例えば、業務用食器に工芸のグラスを合わせてみたり。敢えて外してみると、肩の力が抜けてくる。異なる文化をミックスすることで、視点が際立つ物選びをしたいと思い続けてきた。
器の趣味は年々変わっていきます。だけど相変わらず好きだなぁと思わせてくれるこの形、この使い勝手の良さ。だから業務用食器が好きなんだ。
例えば、こんな器。
スペインの業務用食器メーカー、ポルバサルの器。グリーンの細いラインがいかしてる。ホテルで出てくるような白磁で薄造りの食器もいいですが、サクッと入ったバルやレストランで気軽に出てくるこっちの方が好みです。カウンターに積み上げたい!
ポルバサル 221|カップ&ソーサー(グリーンライン)
わざわざオリジナル「選ばない器」も、この見た目で業務用のような耐久性を持っています。電子レンジも食洗機も使えるのがすごく便利!食器棚に重ねて収納もできるので気軽に使えます。
さあ、何をもりつけましょう。朝ごはん?お茶請け?餃子もアリ!料理も使い方も選ばない。和食も洋食も中華も、スイーツでもなんでも、盛り付けるだけで様になるお皿です。それでいて業務用のような仕様なので気兼ねなく使えます。
ストア紹介
パンと日用品の店 わざわざ
パンと日用品の店〈わざわざ〉は長野県東御市御牧原の山の上にポツンと佇む小さなお店。“よき生活者になる”を合言葉に、薪窯で焼いたパンと、食と生活それぞれの面から、独自の選定基準を定めて自分たちが心からよいと...もっと見る