うなぎの寝床からもんぺが新しく届きました。もんぺというと農作業着のイメージがありますが、わざわざで取り扱っているもんぺは腰回りをすっきりさせ細身にした現代風のもんぺ。今回新入荷したもんぺは「編み 1/16」と「綿モール MUJI」の2種類です。これらのもんぺで大きく異なるのが、生地。それぞれの特徴をご紹介します。
「編み 1/16」は網目をしっかりと詰めて編まれています。
まずは「編み 1/16」。yohakuとうなぎの寝床がコラボした編みの生地によるもんぺです。数年前からどの生地にしようか考えて試作を重ね、KATA-Tでも使用している16番単のカード糸で編まれた生地で作りました。
16番単のカード糸は、紡績の工程で短繊維など不要なものを5%程度取り除きながらも、精製しすぎない自然な質感が魅力です。yohakuの生地は着ていくごとに体になじみ、経年変化を楽しめます。また編み特有の伸縮性にも富んでおり、もんぺの魅力である楽な着用感はそのまま受け継いでいます。
「綿モール MUJI」は毛羽のあるモール糸を使用。
一方、こちらは「綿モール MUJI」の生地です。福岡県筑後市にある久留米絣織元「久保かすり織物」と共同開発したモール糸を使用しました。モール糸とは、全体に毛羽のある糸のこと。今回のモール糸は糸2本を毛羽となる別糸を挟むように撚糸し、その糸先をカットしています。
久留米絣では風合いを保つために糸の種類・糸の大きさ(糸番手)・糸本数(密度)の組合せがおおよそ決まっていますが、今回は新たに綿モール糸を使用し、久留米絣が持つ大事にしたい風合いを保ちながら番手と密度の組合せを探りました。こうして完成した綿モールの久留米絣は、ふわっとした肌当たりに仕上がりました。
いずれのもんぺも、ウエストはゴムと紐なのですごく楽です。裾もゴムで絞れるようになっているのでお風呂場などの掃除で裾を気にしなくて済みますし、農作業でも使えます。
わざわざはうなぎの寝床のもんぺを何種類も取り扱ってきましたし、わざわざオリジナルのもんぺまで開発しました。それだけもんぺは快適で、履きやすい。今回新入荷した2種類のもんぺも、たくさん履いていただきたいです。
わざわざのパンも、ぜひ一度お試しください。
ストア紹介
パンと日用品の店 わざわざ
パンと日用品の店〈わざわざ〉は長野県東御市御牧原の山の上にポツンと佇む小さなお店。“よき生活者になる”を合言葉に、薪窯で焼いたパンと、食と生活それぞれの面から、独自の選定基準を定めて自分たちが心からよいと...もっと見る