日増しに暑さが増し、食材の保存にも気を使う季節。「経木」という天然素材を使った保存方法を取り入れてみませんか。
信州伊那谷から届いたが経木は、日本で古くから親しまれてきた、包装材。保存容器といえば、今はプラスチックやラップが主流ですが、昔は何でも経木で包んでいました。
アカマツが原材料として使われている経木には、適度な湿度を保つ調湿作用と抗菌作用があり、腐敗を抑制する効果があるので、食材の保存で使う素材としてぴったり。
1枚の経木を使って、保存はもちろん、お弁当の仕切りや、まな板・キッチンペーパーの代わりなど、いつものキッチンで幅広く活躍してくれます。
毎日のお弁当で大活躍
気温が上がると、気になるのが毎日のお弁当。朝に詰めたおかずが傷んでないか、ついつい心配になりますよね。
抗菌作用のあるアカマツが原材料の経木は、お弁当シートとしてごはんの上に乗せておくだけで、菌の増殖を抑えてくれるんです。
また、おかずの仕切りとして使う方法もおすすめ。肉や野菜など、おかずの水気を程よく吸い取り、時間が経っても味が損なわれません。
おにぎりを包むと鮮度長持ち
おにぎりを包むと、乾燥を防ぎ、まるでおひつに入れていたかのような、しっとりとしたお米の食感に。食べるときは、ほんのり木の香りが漂って、一段と美味しくいただけます。
木目が美しく、見た目からも自然素材の温もりを感じられのがいいですね。
食材の保存でも活躍
お弁当以外にも、肉や魚など食材を保存するときに使える経木。冷蔵庫で保管するときに食材をくるりと経木に包んでおくだけで、菌の繁殖を抑えながら余分な水分を吸収し、素材の味と鮮度を保ってくれます。
冷蔵保存だけでなく、冷凍庫で使えるのも嬉しいポイント。パンや焼き菓子を冷凍する時も、経木に包むと乾燥を防ぎ、素材の美味しさを保ってくれます。
料理でも幅広く使える
料理の時間にも経木の出番がたくさんあります。まな板で肉や魚を切るときに経木を敷くと、まな板を汚さず作業ができ、匂い移りの心配もありません。
シュウマイなど蒸し料理を作るときは、蒸し器の中に敷いたり食材を包んだりして使えば、汚れの防止に。天ぷらなどの油料理では、経木を敷いたプレートに揚げ物を盛れば、余分な油を吸収してくれます。
プラスチックの使用が見直されている今、無添加で自然のぬくもりが感じられる包装材は、心地よい日常を運んできてくれそうです。
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