残糸を使ったオリジナル製品 今回はアクタノレッグウォーマー
2017年から始まった、長野県長野市の靴下メーカーであるタイコーさんと共に、タイコーさんの工場に余った残り糸を活用し製品を作る取り組み。これまでに残糸ソックスやわざわざザンシンバッグを作り販売してきました。ありがたいことに多くのお客様のお手に取っていただけて、少しずつ取り組みが広がっていく中で、2021年、他工場の方から「余っていて廃棄する予定の糸がある。なにかに使えないか?」とご相談をいただき、大量に糸を貰い受けることができました。
しかしそれらの糸は廃棄目前の糸で種類も量も様々。組成や特徴が分からなければ商品にしていくことができませんし、一定の量がなければ作って販売するのは難しいのが現実です。これらのたくさんの糸をまずは仕分け、糸の組成を調べ、糸にあった製品の形を模索し、一定の量を作ることを目指しました。もちろん手間もかかりましたが、それでもこれまでの経験を糧に、この糸たちにも新しい命を吹き込むことができるはずだと新製品作りを続けてきました。
どんな糸を使ってどんな商品にすることができるか、使い道を模索する中で出てきたアイデアはレッグウォーマー。
これまで残糸ソックスだけでなく、リブウール靴下やアランウール靴下など、様々な靴下でみなさんの足元の冷え対策の選択肢のひとつを提案してきたわざわざ。次はレッグウォーマーで足元をさらに温めます。
そもそもアクタノとは?
アクタノ=芥の。「芥」とは、役に立たない無益なものを指し、ごみやくずを指す意味合いで「塵芥(ごみあくた・ちりあくた)」などと使われます。”アクタノ”には、一見ごみや廃材、役に立たないように見えるものに新たな生命を吹き込み、魅力を有した製品にしていきたい、という思いを込めました。
「塵も積もれば山となる」という言葉もありますが、打ち捨てられてしまう材を使用し、時にはそれらの材を組み合わせながら、製品にしてお客様の元へお届けする販売活動を続けていくことで、いつか山のように大きな取り組みになるのだと考え、これからも販売をしていきます。
工場には、こうした糸たちが大量に眠っていたり、廃棄となってしまうことが多くあるのです。
捨てられるはずだった糸といっても、元々は工場が糸業者さんから購入してきた糸。実際に様々な特性を有した良質な糸がたくさん眠っています。その糸の持つ良さを感じられるのがアクタノレッグウォーマーです。
フリーサイズで6色からお選びいただけます。
左から ブラック、ホワイト、ネイビー、ピンク、ダークブラウン、キナリ
今回の残糸で作ったレッグウォーマーは6色。その時その時の残糸によって組成や肌触り、色合いは変わります。今回お届けするレッグウォーマーはポリエステル、ウール、ナイロンなどを含んだ仕上がりになっています。
また、サイズはフリーサイズで、多くの方に着用いただける比較的ゆったりとした着用感。縫い目がなくごろつきのない仕上がりも着用感の良さにつながっています。
履きこなしはこんな感じに
比較的薄手なのでボトムスの下に忍ばせて履いてみたり
しっかり伸び縮みもするので、レギンスの上から履いても快適。
特段寒い日でなくてとも心地よく体温調節ができる比較的薄手のアクタノレッグウォーマー。寒い日はレギンスを履いてその上から、春の陽気なら朝晩のちょっとした冷え対策としてそのままレッグウォーマーを。春先や秋口の体温調整の難しい季節にも活躍してくれます。
スカートなどの下に着用して、見せての履きこなしもかわいいです。例えば春色を取り入れてみるのも。
さらに温かさを求めたい方は二重にして着用するのもおすすめです。
比較的ゆったりとした着用感で締め付ける感じがあまりないので、おうち時間のおともにもぴったり。ふくらはぎをじんわり温めてくれます。
わざわざではモノやゴミが溢れる世の中、こうした問題をみなさんと一緒に考え、取り組んでいきたいと考えています。ゴミになりそうな余っている資源を活かし、使っていて心地よい商品を作る取り組みを、これからも変わらず続けていきます。
わざわざ|わざわざオリジナル ウール混 アクタノレッグウォーマー
ストア紹介
パンと日用品の店 わざわざ
パンと日用品の店〈わざわざ〉は長野県東御市御牧原の山の上にポツンと佇む小さなお店。“よき生活者になる”を合言葉に、薪窯で焼いたパンと、食と生活それぞれの面から、独自の選定基準を定めて自分たちが心からよいと...もっと見る