わざわざではスローガンとして「よき生活者になる」という言葉を掲げています。幸せの定義は人それぞれ星の数ほどありますが、その中で幸せのベースになることがあるとしたら「できるだけ健康が保たれていること」なのではないか？とわたしたちは考えています。
その”健康”的な生活という定義もまた人それぞれ。何よりもオーガニックが大切だという人、手作り品でなければいけないという人もいれば、仕事を優先するためにコンビニで食品を購入するという人もいます。ジムでトレーニングをする人もいますし、散歩を趣味とする人もいます。5時間寝れば十分だという人も9時間寝なければどうにもならないという人もいるでしょう。与えられた体は人それぞれですから、人に押し付けることもしてはいけないですし、自分の健康は自分で探さねばならないのです。

それぞれの価値観を認め合い、自己の心身に耳を傾けながら、日々の生活を精一杯過ごしている人をわざわざでは「よき生活者」と呼ぶことにしました。

「よき生活者になる」というスローガンに明確な正解はありません。人それぞれの「ちょうどいい」が存在していて、正しいという尺度は一人一人が決めることであり、他者のものさしで測られるべきではなく、それぞれの正しいを見つけることをよしとしようと今日も考えています。

さて今回のストアレターでは、自分自身にとってちょうどいい「よき生活」を選択できるような取り扱い商品や、実際にスタッフが自分自身で思う「よき生活者」を目指すべく実践していることを少しご紹介します。自分自身にとってのちょうどいい選択とはなにか、自分にとっての「よき生活者」とはどんなバランスなのか、少しでも考えてみるきっかけとなれば幸いです。

毎日避けることのできない食器洗いや洗濯。生活排水で自分の住む環境を少しでも汚さずに済むのであればとの考えのもと、自分が思う「よき生活者になる」ことを目指してスタッフが使ってみているのが、木村石鹼のSOMALI洗濯用シリーズと、食器洗いで活躍するびわこふきんです。

木村石鹸は、決してアピールとしてではなく、本質を見極めた「安心・安全」の製品作りを追及しています。純石鹸成分だけだと使用量が増えてしまい結果的に環境にやさしくないと判断したなら、生分解性に優れた合成界面活性剤を適量使用し本当の意味で環境に配慮する。しっかりとした科学的根拠に基づいて「安心・安全」なものを開発し、生活者、環境ともに配慮したバランスの良い製品を届けています。

SOMALI洗濯用シリーズに使用するのは「植物オイル100%の純石けん」「天然ミネラル」「植物由来の成分」のみ。洗浄力、溶解性、泡立ちなどのバランスが取れた製品です。合成洗剤と比較すると洗浄力は劣るかもしれませんが、普段の生活でついた汚れを落とすのにはこれで十分だと使用しているスタッフも感じています。洗濯後には天然精油のオレンジの爽やかな香りがするので、毎日の洗濯時間が心地よくなります。

天然素材ならではの色の個性を楽しんでもらうため、濁りのない透明な石けんを作ることにこだわりました。中身の見える透明なボトルは、素材から製造まで、製品の全てを見せられるという木村石鹸の自信の表れです。

過去に、滋賀県琵琶湖の汚染が洗剤に含まれるリンによって引き起こされ、地域住民がリンを含む洗剤を追放する運動を起こしたことがありました。時を同じくして、洗剤を使わずに洗い物が出来ないかと『びわこふきん』を開発したのが朝光テープ株式会社。びわこの水を汚さない、新しいふきんが誕生しました。

びわこふきんはガラ紡と呼ばれる日本独自の紡績方法で織られた木綿の布です。実はこれが大変なすぐれ者で、『びわこ』とお湯さえあれば、洗剤なしで食器洗いができるんです。スタッフの一人は食洗器に入れる前の下洗いに『びわこ』を使用していますが、サッと洗いたいときに洗剤なしでしっかり汚れが落ちるので本当に便利です。またとっても丈夫で長持ちするので、スポンジを使っていた時よりも買い替えることは少なくなりました。

汚れてきたら週1回を目安に重曹で煮洗いして長く愛用できます。
合成洗剤を使わない、人にも環境にもやさしいそんな暮らしを『びわこ』とはじめてみてもいいかもしれません。

仕事が忙しい日、子育てに追われてなかなかご飯の準備が進まない日、なんだか疲れを感じた日。そんなときに無理して手作りでご飯の準備はしなくてもいいかもしれません。もちろん3食すべてきちんと準備できれば健康的で理想かもしれませんが、そこに拘るあまりに心身ともに疲弊してしまっては本末転倒です。

わざわざでは健康について、心身ともに満たされた状態であることを大切にしています。

手軽に準備できるものをバランスよく取り入れながら、毎日少しのゆとりをもって生活できることを「よき生活者になる」ということであると考え、日々の食事と向き合っているスタッフもいます。

わざわざでは独自の判断基準（安心安全・無理のない価格・生産者との関係）に沿って、手軽に準備できる食品も多数取り扱っておりますので、少しご紹介させていただきます。

簡単に調理できるこうした食材は、時に「体に悪そうだから」と敬遠されやすかったり、あるいは食べながら少し罪悪感のようなものを覚える方もいらっしゃるかもしれません。
しかしレトルト食品にも生産者さんの顔が浮かぶような、明確なものが存在しています。

例えばのらくら農場さんの野菜と玄米のスープ。手軽においしく、体に滋養のあるものを届けたい。畑の光景が目に浮かぶようなおいしさをお届けしたい。皆様の日常にとけこめるようなスープであればいいなという、のらくら農場代表の萩原さんの思いが込められています。
原材料は野菜、牛乳、生クリーム、玄米（長野県産）、食塩。野菜のおいしい時期を見極め、試作を繰り返して完成したスープです。疲れた時に楽ができて、でも安心して食べられる、日々の強い味方です。

手軽に済ませたい食事でも、できるだけ体に優しいものを口にしたい。化学調味料のたくさん入った所謂カップ麺や即席麺は嫌だなぁという、わがままな私たちに応えてくれるのがこちら。化学調味料、合成着色料不使用、合成保存料不使用の優しい即席麺です。スープも付いているし、本当に助かる一品です。
実はこの鳥志商店の博多中華そばを取り扱いを始めるにあたっては、福岡県でのある出来事がありました。そのお話はまた後日ストアレターでお届けします。

冷凍庫から出して、ボイルすれば15分程度で完成。電子レンジで温めるだけでもOK。あっという間に味わうことができる本格的なハンバーグ。ランチやディナーのメインディッシュにもなりますし、少し豪華なハンバーグ弁当にもぴったりです。

製造しているのは平田牧場。品種開発や子豚生産、肥育から加工・流通・販売に至るまで、自社で行っている会社です。いのちを扱い育む仕事のため、すべての仕事をひとつひとつ丁寧に行ない、効率を優先した近道を選ばない取り組みを行なっています。

毎日だしを取るのって大変。そんな風に感じる方も多いのではないでしょうか。そんな時にあると便利なのがこんぶ土居の十倍だし。お湯と混ぜるだけで簡単に本格的なだしが作れます。化学調味料や各種エキス類などを一切使用せず、天然原料のみを使用。毎日のお味噌汁や煮物、おひたしなどはもちろん、アイデア次第でさまざまなお料理にお使いいただけます。

こんぶ土居は北海道函館の昆布の有数な産地、川汲浜（かっくみはま）で採れる天然真昆布やその加工品を扱う老舗です。健康と美味しさを求めて消費者に安全で美味しい食品を提供する目的のために結成された「良い食品づくりの会」に生産者会員として加盟しています。

仕事や家事で疲れたときは一度立ち止まってちょっと休憩してみるのもいいかもしれません。例えばスタッフの一人は日々の仕事の中にちょっとした休憩をいれることで、1日通して心身ともに健康的に過ごせることを意識しています。短い時間でもほっと一息つける時間をつくることで意外とリフレッシュできてしまうんです。最後はそんな時にお家や職場にあると嬉しいアイテムを紹介します。

美味しいコーヒーが飲みたいけど、豆から自分で淹れる時間まではない。そんな時に思い立ったらすぐ飲めるのがドリップバッグのいいところ。味わいの異なる3種類をセットにしてお届けしますので、ツバメコーヒーのそれぞれの豊かな味わいをお楽しみいただきながらホッと一息ついてみてください。

ツバメコーヒーは新潟県燕市で自家焙煎のコーヒーや自家製レモネードが味わえる居心地の良いカフェです。良質な豆をシンプルに焙煎しなるべく早くお客様に届けることを大切にされており、わざわざの姉妹店「問tou」の喫茶の提供用ブレンドコーヒーもツバメコーヒーさんにお願いをしています。

こちらは種類が豊富なハーブティー。こちらもドリップバッグなのですぐに淹れることができます。クリッパーのお茶はとっても香りがとてもいいので、やすらぎ、リラックス、癒し、そんな言葉がぴったり。お好みの味をみつけて日々の生活に取り入れてみるのもよさそうですね。

クリッパーの茶葉はすべて、アフリカ、インド、スリランカの最上級の茶園から調達したものです。クリッパーが調達しているのは、信頼関係の出来上がった生産者からのみ。地元イングランドのドーセットにて、お茶とインフュージョンのすべてにおいて、愛情を込めてブレンドしています。

このストアレターを読んでくださった方に「商品選びとはこうすべきだ」と押し付けるつもりはまったくありません。

自分にとってちょうどいい、そのバランスを取ることができるのは自分だけ。人それぞれ、各自で自分自身の健康を思って選択していくことが大事でしょう。
自身にとって最良の選択ができるように、少しでも選択肢の多様性が生まれれば嬉しい限りです。