セロハンのように艶やかな和紙に、日本らしい絵柄が描かれた水うちわ。
薄くて強い手漉きの雁皮紙(がんぴし)から、竹骨作り・うちわ貼り・絵付け・天然ニス塗りまで、すべて日本の職人のよる手仕事。1本1本が丁寧に手作業で作られています。
つるりとした質感で、水に濡れたような透明感があり涼しげな印象の水うちわは、見た目からも上品な涼が感じられ、暑い夏に清涼感をもたらしてくれそうです。
岐阜の豊かな川文化から生まれた伝統工芸品「水うちわ」。
透き通るような薄い和紙で作られており、独特の透明感が特長。
光にかざすと、さらに美しさが増します。その透明な見た目から「水うちわ」と呼ばれているという説や、昔は水につけて使っていたことからネーミングされたという説もあります。
水うちわは美濃和紙の雁皮紙(がんぴし)に天然由来のニスを塗り込んで作られています。
雁皮紙(がんぴし)とはジンチョウゲ科の植物の樹皮から作った上質の和紙。とても薄い雁皮紙が天然ニスを吸うことで、うちわの表面は飴細工のように透き通りキラキラと輝きます。
置き用、壁掛け用の台座付きなので、玄関やリビングに飾ることもできます。壁掛けとして使用される場合は、ビス穴を利用して壁面に固定してください。(ビスはついていません)
流し漉きで紙を一枚づつ手漉き作業。
雁皮紙は大変薄いため、注意深く気を張りながら丁寧に漉き上げていきます。清らかな水で漉き上げられる美濃手漉き和紙はとても美しく、その薄さ、強さ、品質の良さは秀逸。
うちわに適した長さに切断した竹を一定の幅に割っていく作業「竹挽」(たけひき)」。うちわの国内シェア約9割を誇る香川県丸亀市の竹を使用して、丸亀の職人による手作業で作られています。
和紙を貼る、「貼り」の工程です。和紙にヨレがないか、空気が入っていないかなどを確認しながら、天日で干された和紙を丁寧に貼り付けます。
最終仕上げのニス塗りと天日干し。職人が独自に調合した天然ニスを一枚づつ刷毛で塗り、裏表それぞれを乾燥させた後、透け具合をチェックしながら何度も重ね塗り。
水のように綺麗な透明感を出すため天日でじっくり乾かして完成します。
水うちわの起源は、クーラーがない時代の室町時代。当時はうちわを水につけてあおぎ、その気化熱で涼感を得ていたという使い方もされたそうです。
「カミノシゴト」は、岐阜県美濃市相生町において職人達の展示会の拠点として2003年にオープンしました。2007年頃からは職人たちが運営するアンテナショップに生まれ変わり、2012年からは「家田紙工株式会社」に運営主体を移管。1300年の伝統に培われた和紙をリデザインする事で、現代の生活の中でも身近な素材として多くの人々に楽しんで貰える製品づくりを心掛けています。
心のこもった品物をしっかりと包み、贈り物をそっと引き立てるラッピング。
贈られた方にも喜んでいただけるよう、心を込めてお包みいたします。
※複数商品ある場合は、どのアイテムをどのラッピングで包むか備考欄にご記入ください。
※箱の形状、色などは変更となる場合があります。
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【イメージ写真は鉄線です】