コロンと優しい雰囲気のJICONのオーブン皿。
シンプルでありながら洗練された美しいフォルムと、柔らかく落ち着いた質感と色合いが食卓に馴染み、温かみのある空間を演出してくれます。
料理家の岸八千代さん監修のもと作られたオーブン皿は、何度も調理・試食・使い勝手と試し、料理が一番美味しくなるように器のサイズや厚みなど細かな調整を経て完成しました。
最も特徴的な、器全体をぐるりと一周した取手のようなフチ。オーブンから熱々のオーブン皿を取り出しやすく、食卓へと運びやすいようにと付けられました。なで肩のような形のフチは、ミトンをはめた手でも布巾を持った手でも掴みやすくなっています。
また、熱々のチーズが溶けてこぼれそうになってもフチが受け止めてくれるので、オーブンを汚す心配もありません。
皿の底のカーブはグラタン等の料理が掬いやすく洗い落としの良い角度。
取り分け料理に便利な大サイズ、一人分の主菜にも使える中サイズ、一人分のグラタンやちょっとした副菜にも使いやすい小サイズの、3つのサイズ展開。
端正な形のオーブン皿は、料理用バットのように野菜のマリネや焼き浸し等を冷たく保存する事ができ、日常の器として幅広くお使いいただけます。
器の色は、普段遣いしやすさを念頭に、奥深くもの静かな幽(かそけ)さを感じられる4色。
JICONの特徴であるハーフマットな質感をもつ「生成りの白」。一般的な有田焼の青白くどこまでも完璧な艶やかな白ではなく、ありのままの「陶石の白・釉薬の白」、磁器でも素材感を感じる肌合いです。
その「生成りの白」の釉薬をベースに作られた伝統的な3色の色釉。広大な菜の花畑のような、鮮やかで可愛らしい「菜花黄(なばなき)」。厚い雲に覆われた空のように、渋く灰みのある「浅葱鼠(あさぎねず)」。侘び寂びにも通じる、落ち着いた美しさが感じられる「錆茶(さびちゃ)」。「生成りの白」との相性も良く料理を引き立ててくれる色合いです。
1点1点それぞれに釉薬のムラやにじみもあり、使用していくうちに肌合いは少しずつ変化していきます。
また、ハーフマットな釉薬を使用しているので、茶渋がつきやすかったり、金属製カトラリーを使用した跡が残ることもありますが、器の表情の変化をも景色として感じられる、育てる楽しみのあるオーブン皿です。
「しなやかな器、健やかな暮らし」の助けになる器作り
他の有田焼とは一味違った肌合いを持つJICON の器。
磁器の素材感を改めてとらえ直し、磁土や釉薬を一から見直しました。それは、正直でうそのない暮らしを実感したいという思いから「素材感のある暮らし」のために作り出した器の肌合いです。
JICONは、現代という『今』に作る『磁器』を仏教用語の“今を生きる”という意味の『爾今』に重ね、創業350年の『今村家』が作る『磁器』という意味が込められています。
長崎県佐世保・三川内に始まり平戸藩の御用窯として作陶をつづけてきた今村家。十二代が窯場拡張のため佐賀県有田に窯を移し、その後、十三代・今村博の次男・今村肇が陶悦窯より独立し、今村製陶を開業しました。2012年、手工業デザイナー大治将典を迎え、磁器ブランド「JICON-磁今-」立ち上げ、三川内・有田と続く天草陶石を使った白磁の技術を活かした、今を生きている日用の器を作り続けています。
心のこもった品物をしっかりと包み、贈り物をそっと引き立てるラッピング。
贈られた方にも喜んでいただけるよう、心を込めてお包みいたします。
※複数商品ある場合は、どのアイテムをどのラッピングで包むか備考欄にご記入ください。
※箱の形状、色などは変更となる場合があります。
※画像の色はブラウザや設定により、実物とは異なる場合があります。予めご了承下さい。
中(浅葱鼠)