放射線状に広がるラインが華やかな菊長鉢。シンプルでありながら洗練された美しいフォルムと、柔らかく落ち着いた質感と色合いが食卓に馴染み、温かみのある空間を演出してくれます。
深さがある楕円形の菊長鉢は、汁気が多い料理もしっかり受け止めることができ、和・洋・中と料理のジャンルを選ばず、盛り付けの楽しみが一段と増します。
監修に携わった料理家の岸八千代さんが最初にイメージしたのは「エスニック料理」だそう。魚醤やライムの香るヤムウンセンやスパイスやハーブをふんだんに使った水餃子。もちろん、お馴染みの金平ごぼうやおつゆたっぷりの鶏団子も相性ばっちりです。
大きさは、大・中・小の3サイズ展開。アーモンド型の鉢は品がありながらも、食卓に器をたくさん並べた際にもコンパクトに置くことができます。
小サイズには副菜を、中サイズは一人分のメイン料理に、特別感たっぷりの大サイズは、フルーツをのせてテーブルへ置くだけで気品溢れる存在感を放つ器に仕上がっています。
普段遣いしやすさを念頭に、奥深くもの静かな幽(かそけ)さを感じられる器の色合い。
JICONの特徴であるハーフマットな質感をもつ「生成りの白」。一般的な有田焼の青白くどこまでも完璧な艶やかな白ではなく、ありのままの「陶石の白・釉薬の白」、磁器でも素材感を感じる肌合いです。
その「生成りの白」の釉薬をベースに作られた伝統的な色釉。厚い雲に覆われた空のように、渋く灰みのある「浅葱鼠(あさぎねず)」。「生成りの白」との相性も良く料理を引き立ててくれます。
1点1点それぞれに釉薬のムラやにじみもあり、使用していくうちに肌合いは少しずつ変化していきます。
優しい肌合いから実感できる、素材感のある暮らしをお楽しみください。
「しなやかな器、健やかな暮らし」の助けになる器作り
他の有田焼とは一味違った肌合いを持つJICON の器。
磁器の素材感を改めてとらえ直し、磁土や釉薬を一から見直しました。それは、正直でうそのない暮らしを実感したいという思いから「素材感のある暮らし」のために作り出した器の肌合いです。
JICONは、現代という『今』に作る『磁器』を仏教用語の“今を生きる”という意味の『爾今』に重ね、創業350年の『今村家』が作る『磁器』という意味が込められています。
長崎県佐世保・三川内に始まり平戸藩の御用窯として作陶をつづけてきた今村家。十二代が窯場拡張のため佐賀県有田に窯を移し、その後、十三代・今村博の次男・今村肇が陶悦窯より独立し、今村製陶を開業しました。2012年、手工業デザイナー大治将典を迎え、磁器ブランド「JICON-磁今-」立ち上げ、三川内・有田と続く天草陶石を使った白磁の技術を活かした、今を生きている日用の器を作り続けています。
心のこもった品物をしっかりと包み、贈り物をそっと引き立てるラッピング。
贈られた方にも喜んでいただけるよう、心を込めてお包みいたします。
※複数商品ある場合は、どのアイテムをどのラッピングで包むか備考欄にご記入ください。
※箱の形状、色などは変更となる場合があります。
※画像の色はブラウザや設定により、実物とは異なる場合があります。予めご了承下さい。
浅葱鼠